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zoom RSS 《山谷夏祭り2013反省文》

<<   作成日時 : 2013/12/17 20:13   >>

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 去る8月10日と11日に私たち「山谷夏祭り実行委員会」が主体となって開催した「山谷夏祭り2013」において、これまでの、そして今後の山谷夏祭り(以下“夏祭り”)のあり方が厳しく問われる事件が起きました。夏祭りに参加した女性たちが、近隣から来場したと思われる男性の参加者にしつこくつきまとわれ、それがさらにエスカレートして何回も繰り返して暴言を浴びせられたのです。このような事は両日に渡って何回も起きてしまいました。そしてその中には、長時間にわたり実行委の誰もが起こっていることに気づかず放置してしまったケースもありました。私たち実行委員会は、被害者の方たちが今後何年も悩まされるかもしれない心の傷を、夏祭りで負わせてしまったことを深く反省し、深くお詫びしなければなりません。本当に申し訳ありません。

 私たちは、特に毎年実行委員会に参加している個人・団体は、差別やハラスメントが夏祭りの場に存在することを、何年もの間認識していました。そのため、私たちはこの数年、夏祭りや、越年闘争などの場において、「セーファースペース」という取り組みを行い、「差別の無い、誰もが気持ちよく参加できる場」を目指してきました。しかし、今回の問題は夏祭り実行委員会として、そのような取り組みが、全く十分ではなかったという事実を私たちに突きつけました。
 差別・ハラスメントと私たちがどう向き合ってきたのか、これからどう向き合っていくのか。このような事件が起きてしまった以上、これまで以上に真剣に考え、話し合っていかなくてはなりません。

 これまで夏祭りで起きた差別・ハラスメントのなかで、大きな割合を占めてきたのは女性差別でした。夏祭りという空間で起こりうる、女性に対する差別的な発言、セクシュアル・ハラスメントなどの問題についてこれまで以上に真剣に向き合って行きます。対症療法的でも場当たり的でもない「反差別」を実行委員会で共有し、“差別や排外主義を許さない夏祭り”を追求しなければなりません。 今回の事件にそれを学べないのなら、きっかけにできないのなら、夏祭りの存続の是非すら問われる。それぐらいの決意が必要です。あらためて、だれもが嫌な思いをせず、後々まで残る心的外傷など受けず、分け隔てなく参加できる夏祭りを、目指すところから始めます。 それらと並行して、“起きてしまった”ケースの対策も、しっかり準備しなければいけないでしょう。セーファースペースの担当者だけではなく、実行委員会全体で目を配り、声をかけ合う様な活動も行って行かなくてはなりません。そういったテーマについて、夏祭り当日に至るまでに充分に話し合うことができなかったのも、大きな反省点です。

 私たちが生きる社会には様々な差別が存在します。社会の矛盾が最も凝縮された空間である寄せ場・山谷も、また、そこにおいて開催される夏祭りの場も、例外ではありません。むしろ、そういう場であるがゆえに「仲間」や「団結」という美名のもとに、差別・抑圧が見えづらい、被害者が声を挙げづらい状況が生み出されているとも言えます。しかし、私たちはあきらめず、真摯に向き合っていかなければならないと考えています。今回の問題を踏まえ、実行委、参加者一体となって差別と向き合い、克服して行けるような夏祭りを目指して来年の夏もまた、祭りを準備して行きたいと思います。

2013年12月13日              
 山谷夏祭り2013実行委員会

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