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山谷ブログ-野宿者・失業者運動報告-
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【シンポジウム】 人を喰う都市再開発〜 オリンピック、W杯などのスポーツイベントによる排除 〜

2014/07/09 01:42
反五輪の会によるイベントが行われます。ご関心のある方、ぜひご参加を!

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ブラジルで何が起こっているのか
サッカーW杯への抗議運動の背景にあるもの
【シンポジウム】 人を喰う都市再開発
;〜 オリンピック、W杯などのスポーツイベントによる排除 〜
ブラジルから研究者ラケル・ロニックさんをお招きして

日時:7月19日(土)
   12:30開場 13:00開始(〜16:00)
会場: 浅草聖ヨハネ教会 http://yahoo.jp/hp578Z
(東京都台東区蔵前2-7-6 都営地下鉄浅草線「蔵前駅」徒歩3分、都営大江戸線「蔵前駅」5分)
お話:ラケル・ロニック(Raquel Rolnik)さん
 建築と都市計画についての研究者であり、サンパウロ大学の建築学および都市計画の学部の教授。国連の「適切な居住への権利の人権委員会」の特別報告者を二期つとめる(2008-2011と2011-2014)。その他、サンパウロ市の開発課課長(1989-1992)、Polis Instituteの都市計画コーディネーター(1997-2002)、ブラジルの都市省都市計画部書記官(2003-2007)など、都市政策と居住政策に関わる活動を行ってきた。著書に『都市と法』『都市とは何か』『新聞は解明する:
サンパウロ』など。ヤフーコラムニストに隔週で、サンパウロの新聞"Folha deSão Paulo"に毎週月曜日、記事を執筆している。
http://raquelrolnik.wordpress.com/
 ※同時通訳つき

パネルディスカッション:「東京―ブラジル 排除の現場から」

DJタイムあり 

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 2020年に向け、東京のあちこちでオリンピック再開発が始まろうとしています。ハコモノをバンバン建設し、道路をつくり、見栄えのいい高層マンション、大型ショッピングビルやカジノなど、消費空間をさらに広げる計画が「おもてなし」とばかりに進んでいます。オリンピックによる野宿者追い出しも、すでに始まっています。
 一方で、近隣住民を追い出してあらたに建設される8万人規模の新国立競技場(オリンピックスタジアム)への批判の声が高まっています。「外国人を労働力として活用」するという政府方針への疑念や、建設資材や労働者の東京一極集中で被災地の「復興」がさらに遅れることへの懸念も、日に日に強まっています。
 そんな中、ブラジルで、サッカーW杯がさらなる貧困をもたらすとして大規模な抗議運動が起こり、世界中に衝撃を与えました。ブラジルでは2016年のリオ五輪も決定しています。華やかな巨大スポーツイベントは、開催地に暮らす人々に、どのような影響を及ぼしているのでしょうか。
 反五輪の会では、ブラジルから来日される都市計画の専門家ラケル・ロニックさんをお招きして、ブラジルと日本、リオと東京、オリンピック開催地で起こっている問題について考えたいと思います。ぜひご参加ください。


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 *聖ヨハネ教会併設のカフェ・エクレシアでは、フェアトレード・コーヒーなどお茶を飲むことができます。チラシ持参の方は100円引き 
 *会場は、教会のため、お葬式などでやむなく変更になる場合があります。前日(7/18)までに、反五輪の会ブログとツイッターでお知らせいたしますので、ご確認をお願いいたします。変更の場合は、文京区・小石川運動場会議室(飯田橋駅徒歩5分)



資料代:500円


主催:反五輪の会 NO OLYMPICS 2020

 問い合わせ・取材申し込み メール hangorin2020@gmail.com
 ブログ  http://hangorin.tumblr.com/
 ツイッター 反五輪の会@hangorinnokai   反五輪デモ @hangorin_demo
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リオオンウォッチ記事「ワールドカップが進行中だけど、ファベーラ メトロはどうなってるの?」途中まで訳

2014/06/23 22:47
The World Cup Is Underway. What Has Become of Favela do Metrô?
http://www.rioonwatch.org/?p=16094
リオオンウォッチ記事「ワールドカップが進行中だけど、ファベーラ メトロはどうなってるの?」途中まで訳しました。

「ワールドカップのため」リオでの最も暴力的な排除

いまワールドカップの最中で、リオデジャネイロでの試合は”マラカーナ スタジアム”で行われている。そのスタジアムの角を曲がったすぐのところにメトロ(Favela do Metro)と呼ばれたファベーラがあった。ファベーラ メトロの跡地は、マラカーナ スタジアムの駐車場、もしくは商業地と公園になると噂されていたが、その土地はいま、まったく何の利用もされていない。
ファベーラ ド メトロ(メトロ-マゲイラとも呼ばれた)に対し、市当局が最初の追い出しの動きを見せてから、4年になる。2011年、ファベーラ メトロのコミュニティは、激しい排除が起こっている現場として、ブラジルではじめて国際的に注目を集めた場所だ。リオオンウォッチはメトロで起こっていることについて、長期的に注目し報告してきた。
2010年11月に最初の解体工事の強行
ファベーラの住人が不安定な状況に置かれていること、それに対する抗議行動
ファベーラから移住した人々がどうなったか
解体された家々のはざまで暮らしつづける人々の困難
ファベーラをスクウォットする人々に対する暴力的な排除(今年の1月)

生き生きと機能していたコミュニティが瓦礫になるまで

2010年11月、その時点で700世帯の人々がファベーラ メトロを我が家としていたのだが、解体工事がはじまった。そして今(2014年6月)からほんの数ヶ月前(解体工事がはじまってから3年以上たった時点で)、全ての家が解体された。いま、メトロにあるのは、草や瓦礫、ゴミ、子供のおもちゃ、そしてこわれた家具が積み上げられているだけだ。リオオンウォッチは、ヱマール・フレイタスという人物をつかまえて話をきいた。ヱマールはメトロに最後まで残っていた住人の一人だ。黒い鬚をはやし、きらきら光る目で、ヱマールは自分の小さなバーのカウンター越しに語る。地域には、12のバーと126の小規模な商店があったのだが、彼のバーは最後までそこに残った。
解体工事の第一ラウンドが終わったあと、コミュニティはバラバラに分断され、メトロの住環境は急速に悪化した。メトロで長く(3年以上も)続いた排除と解体工事の只中で暮らすのがどういうものなのかについて、ヱマールは語る。「母親と二人暮らしだったんだが、俺たちが寝ようとしているそのすぐ隣の家を市の解体業者が壊していた。ここでの暮らしはけんのんなものになっていった。どろぼうがでるようになり、ドラッグ常用者がやってきた。”セックス・ドラッグ・ロックンロール”のイメージがあるだろ?そこからロックンロールを引いたもの、それがその当時のメトロの雰囲気だった。」
解体工事がはじまって、新たに出現したのは麻薬ユーザーと売春婦(夫)と野宿者だけではなかった。解体された建物の内部には、すぐに鼠や(デング熱を伝搬する)蚊が蔓延しはじめた。市当局はゴミ収集を止めてしまった。そのため、地域に暮らしつづけたいと願う人々にとっても、住環境の悪化は耐えられないレベルになっていった。環境が悪化するにつれ、市当局は、この解体工事が引き起こした健康・衛生上の問題をとりあげ、より一層の排除を正当化する理由とした。
直近でいうと、爆発的な排除が今年の1月に起こった。半分解体された家屋をスクウォットする数百人の無防備な人々が、ゴム弾やペッパースプレーや催涙ガス、閃光爆弾を使用する警察によって暴力的に排除された。排除には、なんの説明も補償もなかった。市長のエドワルドパエスは、個人的に、「メトロから追い出された人は一人もホームレスにならない」と約束していたが、1月に排除された人々に対しては、代替地や補償はなされなかった。
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山谷の城北労働福祉センターに利用者カードを申請に行ったのですが、相談拒否でした

2014/06/12 13:56
今日、山谷にある城北労働福祉センターに、利用者カードの登録を求めに行ってきました。城北労働福祉センターというのは山谷にある施設で、山谷労働者の生活の援護などを行うため、年間6億円ほどの金額を東京都から補助金として受け取り運営されています。実質的には100%行政の出先機関です。

ところが、今日センターの相談窓口に行ったところ、受付にいた職員は無視を決め込み、対応しませんでした。そしてマイク放送で一方的に「集団で来られると業務の支障になる。退去せよ。」と繰り返すのみでした。ここ何ヶ月か、このような対応が続いています。何人かで連れ立って来たことを理由に、相談の受付すら行わず、自らの業務を拒否する。話し合いにも応じず一方的に退去を命じる。税金を使った業務を行っている機関として、公平性を欠きまた義務を放棄していると言わざるをえません。

相談を拒否された方々はセンターに対し利用者カードを登録希望の意思を示す文書を提出いたしました。本日の段階で10名おられます。今後、この問題について、補助金を出している東京都も含め、相談していきたいと思っています。

写真↓は、労働者の相談すら拒否し、勝手にビデオ撮影を行うセンターの職員の様子です。
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山谷の城北労働福祉センターの理事をしている人々に、今日の件についてファックスを送り、対処を申し入れました。
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ブラジルの研究者ロニック氏のブログより「もう一つの都市は可能か?」

2014/06/07 17:39
レシフェ(ブラジル北東部の都市。ペルナンブコ州の州都)で、不動産の開発に対し、市民による大規模な抗議運動が起こっている。開発予定の土地は連邦鉄道(RFFSA)所有のものだったが、大手建設会社の複合体(Moura Dubeux, Queiroz Galvão, Ara Enterprises and GL Ventures)によって2008年にオークションで落札された。5月13日にいきなりPier Estelita Josephという倉庫の解体工事が強行され、それに対する抗議がされている。この出来事はレシフェのローカルな問題であると同時に、広く注目されている。ブラジルで広く同様な事態が起こっているから。


いま、不動産価値がべらぼうに高騰していて、貧しい住人が周辺部に排除されるという状況(ブラジル中で起こっている)において、公共の土地をどうすべきかという議論は非常に重要だ。実際上、我々(貧しい者)がどうにかできるのはこの公共の土地だけなのであるから。

レシフェで起こっている抗議行動の対象は、市の中心部にある10万uの土地(をどうするかという問題)だ。土地を買った建設会社は、New Reef Project(新しい屋根プロジェクト)というのを実行しようとしている。プロジェクトは40階建ての居住ビル、商業ビルを12棟建てるというもの。

誰も市民に、どのように使われる予定かについて説明もないままにその地域は売られ、そこに高層ビル(オフィスや高所得者向け住宅)が勝手に建てられるということになった。5月21日の夜、人々は連邦鉄道(RFFSA)の古い倉庫の解体工事をさせないよう、埠頭を占拠した。市当局も建設会社もメディアも、この占拠運動について予想していなかった。

10日もたたないうちに、この占拠はレシフェで強く支持されるようになった。芸術家、インテリ、教師、労働組合、市民運動団体などなど(レシフェだけでなく全ブラジルで)が、占拠運動への支持を表明した。



<後略>
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ワールドカップの日程が迫るなか、危機に瀕するブラジルのUPP(鎮定警察ユニット)プログラム

2014/06/03 02:53
ワールドカップの日程が迫るなか、危機に瀕するブラジルのUPP(鎮定警察ユニット)プログラム
RioOnWatchの記事の抄訳、しかも途中までですが。
http://www.rioonwatch.org/?p=15423

ワールドカップで世界中がブラジル、特にリオデジャネイロに注目してる。中でもセキュリティについての関心はもっとも緊急のもの。ブラジル北東部の都市レシフェ(ワールドカップのホスト都市の一つ)では警察がストライキを行い、リオではUPP(鎮定警察ユニット)プログラムの欠陥が無視できないほどに大きくなり、セキュリティの欠如が目立ってきている。以下、最近の出来事の概要。

リオでの”ワールドカップセキュリティ作戦”は、2000人の警官を街頭に導入する形で、5月5日(月)の早朝に開始された。作戦は、増加する泥棒と路上強盗(昨年に比べてそれぞれ85%、43%増)に対して行われた。

同じ日、リオの北ゾーンにあるファベーラであるビラ イザベルのモロ ド マカコスで、8歳のビトール・ゴメス・ベントの頭部を銃弾が貫いた。UPPの警官と麻薬販売人との間の銃撃戦の中での事件だった。この事件により、住民の間に激しい怒りと抗議が巻き起こった。ビトールは昨日集中治療室を出て、小児病棟にうつされた。

5月10日には、ファベーラの一つであるマレにて、カミーラ・マリンス(ジャーナリスト)、カルロス・ラタフ(漫画家)、ナルディーノ・ロレンゾ(写真家)の3人が、報道取材をしているところを陸軍将校に脅迫された。将校の言葉:「取材には許可が必要で、無許可の報道取材は禁止だ」。このような言論弾圧は広く起こっていて、facebookのページにて似た事例がいくつも報告されている。

13日(火)には、Complexo do Alemão にて若者による平和的なデモ。

今週、アルジャジーラが麻薬販売人のサッカークラブ(リオの西ゾーンのバングーにあるVila Aliança favelaの)についての記事。

14日(水)には地元の新聞がサッカーの試合での景気づけの発砲(麻薬密売人による)を報道。これをうけて、UPPの導入。

14日(水)には、UPPの警官によって19才のJonatan de Oliveira Limaが背中を撃たれ死亡。北ゾーンのManguinhosにて。

アムネスティインターナショナルの調査によると、「もし警察に捕まったら拷問される」と80%のブラジル人が、考えていることが判明。

南ゾーンのファベーラであるRocinhaとPavão-Pavãozinhoで、最近銃撃戦がしょっちゅうおこっているという報告。
この地域の近傍には、ワールドカップ観戦の旅行客が宿泊する予定のホテルがある。


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本日(6/1)の朝日新聞朝刊に、アルミ缶古紙集めを禁止する条例についての記事が載っています。

2014/06/01 14:02
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本日の朝日新聞朝刊に、アルミ缶古紙集めを禁止する条例についての記事が載っています。山谷労働者福祉会館に連絡先を置く「アルミ缶古紙組合」が取材を受けました。野宿者の生業を奪うものとして条例を批判しています。
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ワールドカップのための金はあるけど、給料なし、家なし、教育なし!労働者のストへの支援を!(ブラジル)

2014/05/15 12:42
以下、リオデジャネイロでのM-15(5/15の反ワールドカップ)の呼びかけより抜粋です。

ワールドカップのための金はあるけど、給料なし、家なし、教育なし!労働者のストへの支援を!
M-15(5月15日)は、全国的な運動の日となる。ワールドカップの不正義に反対する労働者と若者たち、デモに加わり路上に出る時がきた!この日、リオデジャネイロのすべてのストライキと闘争が団結することを願う。政府が何十億ドルもの金をワールドカップの利権を貪る企業に差し出す一方、人々は低賃金、ひどい生活環境、排除と力による立ち退きに苦しんできた。これ以上税金を建設業者、FIFA、多国籍企業に渡すな。みんなの健康と教育のための闘争をはじめよう。抗議を前にしながら、政府はよりひどい抑圧を人々に押し付けているが、こんなのはばかげている。最近のスラムで黒人の若者が警察暴力により殺された。これは、リオのファベーラで日常的に起こっている抑圧・弾圧の実態を示している。この警察暴力(とコミュニティの軍事占領化)に対する人々の抗議に続こう。15Mは、警察の非軍事化に対するたたかい、我々の国の貧しい人々を弾圧するUPP(治安警察)に基づくセキュリティモデルに対するたたかいにおいて、大きな日となるだろう。

リオデジャネイロの労働者と若者たち、団結しよう!
6月以来、ブラジルの若者と労働者は権利を求めてたたかってきた。数多くのデモとストライキ、職場を止めること、討論集会などが行われてきた。清掃労働者のストが勝利したことや、COMPERJ労働者のたたかいは、私たちに新たな息吹を吹き込んだ!いまこそたたかいが必要だし、勝利できる!そしてそれには闘争が団結し、組織化される必要がある。これは、すべての個人、グループ、組織、学生、若者に向けた呼びかけだ。5/15を大きなたたかいの日にしよう。(以下、5/12の準備会議への呼びかけ)
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ブラジルのファベーラ(スラム)での軍事警察(武装警察UPP)による排除の動画

2014/05/13 13:00
<以下、土曜日の竪川カフェに参加してくれた方から教えていただきました>
先週土曜、竪川カフェに参加し、「ファベーラでの排除の問題」の話をお聞きし、非常にわかりやすかったのですが、こちらの現状とかけ離れ過ぎてイメージのしづらさも感じました。

お聞きしたファベーラやUPPが実際どういったものか知りたく、昨日ネットを見てまわり、色々あり感覚として理解する一助になるかもと思い共有します。
(Google Map ストリートビューなども、リオデジャネイロに富裕住宅とファベーラが隣接している様子がわかったりファベーラの集落の要所にUPPが鎮座している様子がわかったり、ファベーラ集落内を見て回れるポイントがあったりと興味深かったです。沖縄の集落と似ているなぁと思いました。コンクリート建築とか)


<動画>
●Rio de Janeiro - Invasão do Complexo do Alemão - Vídeo e Fotos - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=a8_9QNYgMg8
ファベーラに大量の武装警官で制圧に向かう様子が撮影。
後半、斜面を逃げる人民に対しヘリコプターから射撃する様子も。


●Rio's Favela Wars Part 1 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Mo6CBIVzSyo
リオのファベーラ戦争とあるが軍事警察による一方的な蹂躙にしか見えない。
パート3まである。パート3ではファベーラで拘束した人が押し込められる刑務所の様子も。


●Policiais da UPP atiram para matar na favela do Jacarezinho - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=PAAvYFG7Hjc
夜間ファベーラの市街地でのUPPの銃撃戦。
周囲の住民が興奮している様子が注目。
死体?を囲み歌い騒いでいる住民は喜んでいるようにも?怒っているようにも見える。


●Rio de Janeiro - Vídeo e fotos da cena de Guerra - Civil War in Rio -
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=b2Y2_bYP1_Y
生活空間に武装警官が押し入り銃撃している様子など。
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「リオデジャネイロの軍事警察の歴史(1-4)」の要約

2014/05/07 22:45
「リオデジャネイロの軍事警察の歴史(1-4)」の要約
ファベーラでの排除の記事をこれまで訳してきました。BOPEやUPPなど、警察だか軍隊だかよくわからない名前が出てきます。表題のタイトルの、一連の記事がありましたので、要約します。今週末の竪川カフェの予習としてもどうぞ。今日は11-3までの要約を。本当に簡単な内容の抜粋です。
ちなみに、軍事警察は原語ではmilitary policeとなっています(本当の言語はポルトガル語ですが)。憲兵と訳されることが多いのですが、BOPEもUPPも、警察の1セクション(たぶん)なので、ここでは軍事警察という言葉を使います。

パート1:19世紀の初頭
http://bit.ly/1hwDJW7
ナポレオンが攻めてきて、ポルトガル王室が1808年にリオデジャネイロに逃げた。
この頃リオの人口の過半数が奴隷。奴隷反乱を恐れる権力。1809年に、王室警察に軍事部門ができる。その組織は軍隊に似ていて、その役割は「公衆の秩序」を維持すること。とはいえ実際には、エリート層を守り、潜在的な蜂起の可能性を潰すことがその役割。奴隷や黒人、ムラートに対する激しい弾圧。鞭打ち。
カポエラ(格闘技と舞踊が混合したようなもの)に対する弾圧。
ファベーラがブラジルに出現したのは19世紀の終わりから20世紀にかけてだが、”貧困の犯罪化”はそれ以前から。ブラジルはラテンアメリカで最も最後まで奴隷制が残った国(1888年に廃止)。アメリカ合衆国の4倍の奴隷人口。
1970年代から2000年にかけて、刑務所人口が激しく増大。アメリカ合衆国を見習い、”ゼロ トレランス ポリシー(寛容性をゼロとする政策)”の実施。結果、社会的に悪い条件に置かれた人々が犯罪にかかわって生きていかざるをえないことに。1990年の刑務所人口は9万人。2010年には、55万人の人々が投獄。6倍に増えた。
刑務所人口の多くが貧しく教育を受けていない人々。
貧しい人々を「危険な階層」とすることで、政府は自らの政策の失敗(人口の大部分がまともな住居をもてない状況、社会サービスの欠如など)を覆い隠す。ファベーラは”敵(危険な階層)”のいる場所とされる。

パート2:独裁制から麻薬戦争へ
http://bit.ly/1dqWLJy
ブラジルの軍事警察は、植民地時代の市民権概念(「市民権を持っているのは正直で勤勉な市民。持ってないのは、犯罪者、もしくは潜在的犯罪者」)に立脚。
ブラジルの軍事独裁政権は1964〜1985。警察は国内の敵(独裁制への反対者)との対決が任務。このとき、警察が限りなく軍隊に近い性質を獲得。
独裁政権が崩壊し、社会から暴力が消えることを期待。しかし、軍事独裁政権後の25年は、もっともブラジルの歴史で暴力にあふれた時代。1991〜2007まで、平均でリオデジャネイロで一年間6826人の殺人。2002年には10万人あたり62人の殺人を記録。1990年代のユーゴスラビアや過去10年のイラク並み。
軍事独裁政権後の暴力の高まりの要因@:リオの知事が、警察を引かせた(不干渉)こと
軍事独裁政権後の暴力の高まり要因A:ファベーラのギャングが麻薬取引が巨額の利潤を生み出すことに気づいたこと
この結果、ファベーラの住人が犯罪と強く結びつけられる印象操作。メディアや行政もこの印象操作に加担。都市が二分される。「ファベーラとアスファルト」(アスファルトはファベーラ以外の都市を指す)。警察のファベーラに対する軍事行動。「良い犯罪者は死んだ犯罪者」という言葉。
ヒューマンライトウォッチが1998年にリオの軍事警察の暴虐を告発するレポートを発行。一月に約20人が軍事警察により殺される状況。
この警察による殺人のほとんどが、BOPEと呼ばれる軍事警察のエリート部門によるもの。BOPEのロゴは、ドクロと銃と剣。映画:「エリートスクワッド」。軍隊級の装備で行動。軍事警察がファベーラに踏み込むとき、装甲車で突入。住人を潜在的犯罪者とみなす。ファベーラに踏み込んだ後(捜査の後)は、警察はアスファルトに帰っていく。ファベーラ住民と警察との深い敵対。
軍事独裁政権時代の遺産が、軍事警察へと形を変えた。戦争的な警察活動を訓練された警官。市民の人権の軽視・無視。リオの軍事警察は、平均で23人の逮捕者のうち一人を殺害。USAでは3万7千人に一人。

パート3:コミュニティポリーシング()
http://bit.ly/1gjFRiB
それまでのリオでの警察の活動方針にあまりに問題が多いため、待ち望まれる変化。だが警察活動の変化には、政治的・社会的・経済的なバックアップが必要。
それまでの戦争遂行的な警察活動への代替案としてのコミュニティポリーシング。UPPは、まがりなりにも形になったコミュニティポリーシングである。(コミュニティポリーシングとは、簡単に言うと、警察官が地域との関わりを深め、連携をとりながら活動すること。)
UPPの出現までにいくつかのコミュニティポリーシングが提案、実現を試みられるも成功せず。コミュニティポリーシングには、莫大な予算、人材、物資、時間が必要。
ではなぜUPPの導入が成功したのか?
要因@:社会的に、警察のファベーラに対する暴力行為が認められなくなってきたこと
要因A:ブラジルの政権政党に関わる事情
要因B:ブラジル経済の急速な発展と国際市場への参加により、国際人権団体の圧力を強く感じざるをえなくなってきたこと
UPPの最初の導入は2008年、サンタマルタにて。
UPPプログラムの内容(UPPのオフィシャルホームページより):@麻薬グループによって支配されている地域のコントロールを取り戻す Aコミュニティに平和を保障する B国家における戦争のロジックをなくすことを手伝い
他の軍事警察ユニットが、ゲリラ的な活動(ファベーラを急襲し、踏み込み、捜査が終わると立ち去る)を行うのに対し、UPPはコミュニティと24時間コンタクトがとれるようにファベーラの中で活動する。UPPの目的は麻薬取引をなくすことではない(不可能)。警察のコミュニティに対するコントロールを部分的に獲得することが目的。
UPPは、行政上は軍事警察部門に所属するが、その本質と人員はだいぶ違う。UPPの警官は、コミュニティに近づくことを訓練され、人権についての教育も受けることになっている。装備も、UPPの警官は銃を携帯するが重装備ではない。BOPEの軍事級の装備とは対照的。
40のUPPのユニットが2016年までに配備されることになってる。だが、プログラムは現在、大きな困難に直面している。危機的な状況である。

パート4:鎮定警察ユニット(UPP)
http://rioonwatch.org/?p=14728
UPPが活動を始めた2008から2013年の間は、皆が成り行きをかたずを飲んで見守っているという感じ。最初のうちは暴力的な衝突はほとんどなかった(少なくとも報告されなかった)。
最近の事例ではUPPが非難されまくってるが、UPPにも良い点がある。(とくに小さめのファベーラでは。なぜならコミュニティポリーシングが有効と言われているから)たとえば、ファベーラでの殺人の率が下がったりといった点。2005年から、最も収入が低い層の暮らす地域での殺人の率は、だいたい半分になった(10万人あたり42人→24人)。警官による殺人も、2007年の1330人から2012年の415人へと下がった。また、若い世代の子供たちが、麻薬ギャングがらみの暴力が社会を支配しない環境で育ったということもおそらく重要。
UPPのファベーラへの展開によって、ファベーラでの公共サービスやビジネス、諸団体などの活動が、以前よりずっと可能になった。ファベーラがずっと近づきやすい場所になったということ。アスファルトとファベーラの間に、交通が行われるようになったこと。
だが上記のようなUPPの活動とその成果は、非常にデリケートなバランスの上になりたっていた。2013年の7月、アマリルド・ド・サントスという左官職人がUPPに拘留され死亡した(というより殺された)。それまでにも同様の(警察による)殺人はとても多く起こっていたけど、この件は広く社会に知られることとなり、大きな非難の声が起こった。
それ以来、UPPに対する抗議が高まり続けることになった。抗議が高まったいくつかの理由。
理由@:UPPの理念は地域に密着したコミュニティポリーシングの実施だが、おおもとの警察の組織やその体質が変わったわけではなかった。たとえば令状なしに家に踏み込んできたりといったことが多く行われていたから。
理由A:警察(UPP)が、ファベーラでのある部分の文化活動を禁じたこと。たとえばファンクパーティを禁止したり。これはつまり、ファベーラの住民自体が問題なんだという視点があるということ。
理由B:UPPは、ファベーラにおける問題の根源を直視しようとしなかったこと。UPPのプログラムでは「社会活動を促進する」というようなことが書いてあるが、UPPは所詮警察活動であるわけで。
理由C:ファベーラに深く刻まれてきた警察と住人との間の緊張について、覆い隠したままであること。この点で問題は、UPPのプログラム自体にあるというよりは、警察組織の腐敗にある。
UPPは非常にコストがかかる。それもあって、都市の全てのファベーラでUPPのプログラムが実施されることはない。ダブルスタンダードが起こる危険性。つまり、UPPが実施されるファベーラでは、国家(州)はコミュニケーションと調停を基本とした警察活動を行い、UPPが実施されないファベーラでは、戦争的な戦略がとられるという。
一方、国はリオの南地区で戦略的に選んだいくつかのファベーラを変容させようと必死になってる。ワールドカップとオリンピックにくる人たちに見せるため。それらのファベーラは、不動産として投機的な価値が高いんじゃないかとも言われる。
あと、UPPがファベーラに入るときは、一週間前に通告するのが通例らしい。だが、これにより、ドラッグのギャングは事前に他のファベーラに移るということが生じている。UPPは麻薬取引のギャングを解体するのではなく、ギャングに都市の他のエリアに移るよう言っているようなもの。
UPPが始まってから5年くらいは、「UPPのプログラムがまともに実行されればリオの公衆の安全が長期的に変化する可能性がある」と思ってた人は多い。だが、最近では、UPPについて、調子のいいプロパガンダを言ってるだけのからくりにすぎないと考える人が多くなってる。
ワールドカップとオリンピックの二つのイベントの後にどうなるかが、多分大切。でも、おそらくその二つのイベントの後にUPPが行われつづけるかどうかは、むずかしいだろう。
まあなんにしろ軍事警察そのものを変革しなくてはどうしようもないということ。
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「ファベーラの平和と、鎮定と、UPP」RioOnWatchの記事の抄訳です

2014/05/03 22:49
http://rioonwatch.org/?p=14245 「ファベーラの平和と、鎮定と、UPP」RioOnWatchの記事の抄訳です

鎮定(pacification)という言葉がメディアでよく言われるけど、絶対受け入れられない。「平和」というのは、ある精神の状態(←個でも集団でも到達できると思う)を指し示す言葉だが、「あきらめ」とよく混同される。だが、基本的な要求なしに平和は得られないってとこが違う。だから学校なしでは平和はないし、健康なしでは平和はないし、基本的な衛生施設がなくては平和はないし、娯楽がなくては平和はないし。。。。そしてファベーラの人々は、どうすれば平和、連帯、喜び、生への意志を得られるかをわかっている。

平和というのは、自身を理解し相互を理解するってことで、お互いの差異を受け入れることで尊敬が生まれる、そういうもの。「平和」において重要なのは寛容性で、衝突は対話を通して解消されなくてはならない。人権が尊重され、民衆の
声は耳を傾けられ、すべての人がもっとも高いレベルの平静を得ていて、社会的な緊張はない、そういうもの。

はっきりと言えるのは、鎮定(pacification)政策は決して、占拠されたファベーラの住人に平和をもたらすことはないということ。鎮定政策のゴールは、ファベーラ外の市民に、ある種のセキュリティを保障するということだろう。もしくは、ファベーラ(UPPにより占領された)を通る旅行者のセキュリティか。そこで用いられるのはむき出しの警察力と縄張りコントロールで、民主主義的権利は、(警察によって)恣意的に定められた領域を越えて行使することはできない。

【誰のための平和か?】
BOPEのウェブサイトにある、2011年1月6日の通達42787によると、鎮定プログ
ラムはUPPの活動により4つの位相に分けられるとしている。
@戦略的な侵入
A安定化
BUPPの展開
C評価と監視

BOPEは軍事的な侵入部隊であり、危機的状況やドラッグ売買に対する戦争を想定して訓練を受けている。この30年間、BOPEはファベーラでの無数の作戦において、住民の虐殺と殺害を行ってきた。

にもかかわらず、BOPEは上記の「コミュニティ鎮定」の過程の、はじめの二つを任務としている。BOPEのウェブサイトによると(UPPが導入された後)「軍事警察ユニットは土地を占領するだけでなく、コミュニティでのイベントを運営したりもする。たとえば、会合やスポーツトーナメントや宗教的なイベントなどだ。」この任務を通してUPPは「街のボス」になり、誰が何をしてよくて何をしたらダメかを決める。

マリア・ヘレナ・モレイラ・アルヴェス(MITで政治科学の博士号をとった研究者、『十字砲火の中に生きる』という本の著者)によると「UPPが導入されると、ファベーラでは『例外状態』ができてしまう。そこでは憲法で保障されているはずの人々のもっとも基本的な権利が、日常的に侵害されてしまう。警察は自由に住民の家に出入りし、撃ちたいときに銃を撃ち、それら全ては麻薬売買人に対する大義のもとに正当化される。独裁政権の時代と大して変わらない。。。警察は独裁政権時代より今の方が人を殺しまくってる。だが社会(特に中産階級・上流階級)は独裁時代に示した虐殺に対する憤りを今は示さない。国連の調査団が状態を非常に深刻とするレポートを書いた。」


UPPがファベーラに来て5年がたつが、UPPはブラジル帝政時代のころからの役割を打ち破れていない。それだけでなく、UPPはBOPEの鎮定プログラムの最初の二つだけを実行し、先に進もうとしない。(@戦略的介入とA平定)武力鎮圧を受けたファベーラ:アレマオン複合体とマンギンホスでは、抗議行動に続いて集会と討論会が持たれた。住民は、ファベーラの安全と警察権力の将来を決める過程へ参加すること、対話することを求めた。

ファベーラの一つであるマレ複合体の住人は、数々の権利が侵害されることを恐れている。住人は集団的な文化イベントを企画し、コミュニティの運動を呼びかけている。運動の目的は、これまで繰り返されてきた多くの虐殺や誘拐などをこれ以上繰り返させないためだ。ファベーラの一つアレマオンの住人による宣言文より「『平和』は、全てのファベーラで一緒につくられなくてはならない。ドアに足を突っ込んで、いわれのない暴力で人を脅しながら平和への政策を実現なんて無理。平和は戦車では作られない。いまの政策では、人々の声は聞かれない。
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「ブラジルのファベーラ(スラム)で頂点に達するUPPの暴力と、DGというダンサーの死」の抄訳です。

2014/05/01 23:09
http://rioonwatch.org/?p=14686 の抄訳です
タイトル:「パヴァオン-パヴァオンジーニョとカンタガロというファベーラで頂点に達するUPPの暴力と、DGというダンサーの死」4/26の記事です。


「パヴァオン-パヴァオンジーニョ」と「カンタガロ」というファベーラは、リオの南地区:イパネマやコパカバーナといった海岸の近くにある。この数ヶ月激化する(軍と警察の)暴力は有名で人気の若者を死にいたらしめた。若者の死は、ファベーラ住民の蜂起を呼び起こした。住民の間ではUPP(鎮定警察ユニット)の有効性に対する疑問が広がる。2009年以来、近隣のファベーラは「鎮定」されてきた。だがUPPは数々の不始末を引き起こしてきた。住民とUPPとの間に広がる不信。コミュニティのリーダーと住人は暴力の終結を呼びかけている。今年に入りコミュニティは暴力の激化(警察の暴力を含む)を目にしてきた。暴力は頂点に達し、DGとして知られるダンサーが死んだ。

DGとして知られるダンサー/俳優:ダグラス・ラファエル・ダ・シルバ・ペレイラという名前の若者が死んだのは4/22。DGの遺体が見つかったのは火曜日(22日)の朝。DGは警察に殴り殺されたと思われ、DGの死に対する説明と正義を求める激しい抗議行動が開始された!

DGは"Esquenta"というTVショーにも出ていたプロのダンサーで26才。彼の遺体が発見されたのは4/22の朝、デイケアセンター(託児所)の近くだった。DGの死についての詳細は不明で調査中といわれるが、遺体にはブーツの跡がついていたとされ、蹴り殺されたもよう。だが警察のレポートは、DGの遺体の傷は転落によるとすると主張する。DGの母、マリア・デ・ファティマのコメント:「DGの遺体はブーツの(蹴り)跡だらけだった。背中は擦り傷があり保育所(デイケアセンター)のしっくいの壁は血だらけだった。UPPは誰も守らない。私たちは恣意的(に暴力がふるわれる)体制のただ中で暮らしている。息子にこんなことをした奴は罰されなくては。」

地域住民によると、DGは警察と麻薬売買人との衝突から隠れるため壁を飛び越えた。それを見た警察はDGをギャングと誤認し殴りつけた。だがDGはパヴァオン-パヴァオンジーニョに4歳の娘に会いに向かっていた。UPPはこれについて未確認、コメントもなし。火曜日のその後、パヴァオン-パヴァオンジーニョの住民は地域の警察署に行進しDGの死についての釈明を求めた。バリケードを作り車を燃やしてファベーラへの大通りを封鎖した!すぐ後に地域の盗賊と警察との間に銃撃戦が始まった。警察は「犯罪ギャングが先に撃ってきたので催涙ガスとスタングラネードを打ち返した」と言う。銃撃戦でエディルソン・サントスという27才の若者が頭部を撃たれ死亡。12才の少年が撃たれたという情報も。twitterのポスト:「今回警察はどう言い訳するつもりだ?UPPが殺した無実の人(DG)は容疑者だったとでも言うのか?DGに不信な振る舞いがあったからだとでも?警察と対峙していたとでも?元麻薬売買人だっとでも言うつもりか?だがこれで、もう一人無実の死者が増え、息子をなくした母親が一人増え、父をなくした子が一人増えた。」

4/24にはパヴァオン-パヴァオンジーニョの入り口ではDGとエディルソン・サントスを追悼し正義を求めるデモが行われ、人々はDGが埋葬された墓地へむかった。デモには200人を越える人々が参加。そこで掲げられたスローガンは「警察に暗殺されたDGとエディルソンは国家犯罪の犠牲者だ」「UPPに聞きたい。あとどれだけの人が死ななくてはならないのか?」

抗議の最中、警察が参加者に警棒と催涙ガスで襲いかかった。住人がUPPについて言った言葉「UPPがやってきて、コミュニティに暮らす家族の幸せと夢と生活を崩壊させ終わらせた。だから今UPPが『鎮定』の名の元に行っているプロジェクトを受けいれることなどできるわけない」「UPPは、人々に対する戦争を準備してる。人々(ファベーラの住人)は、戦争の過去にあきあきしてる。だがUPPがやってきて、よりひどい戦争を持ち込んでいる」
このDGの殺害に始まる一連の事件の前から、ファベーラではここ数ヶ月のコミュニティにおける暴力に抗する社会運動が起こっていた。若い住人のコメント:「野蛮なことになってる。毎晩ずっと銃火が交えられてる。警察はどう振る舞ったらいいかわかってない。革命みたいなことになってる。この混乱は続くだろう。ワールドカップまで、そしてワールドカップが終わっても。」

一連の事件のもとは、UPPとレッドコマンドギャングというギャングとの衝突だ。ギャングの首領でピットビルという人物が2009年以来投獄されていたが、2013年6月に一時的な帰宅を認められた。だがピットビルは刑務所に戻らず、そのまま逃走。 2014年のはじめから、UPPがピットビルの探索をカンタガロというファベーラで行うと共に暴力が激化しはじめる。鎮定警察によると、一月の半ばに警察は武装した犯罪者による銃と手製爆弾の攻撃を受けた。1/17には、パトリック・コスタ・デ・サントスという21歳の若者がUPP警官と対峙の後死亡。サントスはイスラエル製の銃を持つ警官に捕捉されていた。銃火は即座に交えられた。翌日の商活動は規制され、警察がファベーラに入るすべての車両と2輪タクシーを検問した。 1/24からの週には、ピットブルとレッドコマンドの司令部があると警察が考えた場所で銃撃が行われ二人のギャングメンバーが逮捕されピットブルは逃げた。3月にも麻薬売買人と警察との間で数々の銃撃戦。4月初頭には二人の男性が撃たれ(警察によると一人は麻薬売買人)、イパネマの地下鉄駅のすぐ前で抗議行動が始まった。これらの作戦でBOPE(軍事警察特殊行動部隊)が導入された。先週月曜日の衝突も、警察がピットブル達の居場所を発見したと考えた事から始まった。DGはメンバーと思われたのだ。

UPPはでっち上げをしてる、ウソをついてる
先週のDGの死とそれに続く蜂起のまえから、ファベーラの住人は、UPPがファベーラ住人に対する尊敬を欠いていると感じていた。カンタガロというファベーラで生まれ育った社会活動家のデイズ・カルヴァーリョは、コミュニティを覆う暴力に強く抗議する。2008年1月に息子のアンドリューがDEGASE(general department of social and educational actions)の役人に拷問の上暗殺された。デイズは警察に無実の罪で殺された犠牲者の家族による運動に参加した。この運動(「暴力に反対するコミュニティのネットワーク」)は、事件を記録し正義を求め人権を守るたたかいをよびかける。デイズは「多くの人々はUPPとの関係は悪く、身近に感じていない。警察によって(仲間が殺される)経験をしてきた私たちはUPPを望まない。」 パヴァオン-パヴァオンジーニョとカンタガロの二つのファベーラは「暴力と麻薬売買との戦い」を掲げる警察の行為がどのような結果を生んできたかを知っている。住人はUPPがかつて警察がしてきたことを繰り返さぬよう望んいる。それによりコミュニティが変われば、とも。だがいま、多くの住人はUPPに期待せず、そのプログラムが二つのファベーラで成功するとは思ってない。

22歳の住人フィリペ・バルボサは「鎮定(UPPによりファベーラの制圧)はあっというまで、次から次へといろんなことが起こった。気がつけばそこら中が警察だらけ。不吉な兆しだった。そして災いがきた。そのあとに来たのがBOPE。」
パヴァオン-パヴァオンジーニョでの虐殺に対する抗議行動の後、住人の一人がUPPの配備について言った。「(UPPの作戦が)改善につながると思ってた。私の孫や新しい世代が、これ以上の銃や暴力に晒されないようになるだろうと。だが、今、全てがより悪くなっていってる。」多くの住人はUPPの配備により変化が起こると期待したし、社会プログラムが実施されると期待した。 だがいま住人はこれまでになくUPPプログラムの実効性を疑っている。
DG(殺されたダンサー)の母親マリア・デ・ファティマは「UPPはでっち上げだ。偽りだ。」DGの死の前からデイズは言っていた。「UPPの配備でいい方向に変わるとはとても思えない。もしUPPが暴力的にやってきてなければ、もしUPPが本当にコミュニティに良い事をするために来てれば、物事が良い方向に変わると信じたと思う。いまも良い方向に変わってほしいと思う。でもUPPが来て一週間目で、かつてのエリートスクワッドと同じだと思った。警察がファベーラに来て、全てが美しく素晴らしくなるべきなのに、まったく逆だった。銃撃がなくなればどんなにいいだろうと思うけど。ファベーラに住んでない人たちは、私たち住人が経験してきた事について無知。」

最近の抗議行動では、UPPを「ブルーギャング」と呼び、犯罪ギャングの「レッドコマンド」と同じくらい暴力的だとする言葉が現れている:「レッドコマンドとブルーコマンド、違いはない」。コミュニティには以前から暴力はあったが、住民は最近の暴力の増加をUPPによるものと考えている。デイズのコメント:「暴力は常にコミュニティにあった。けど警察が『鎮圧』した今、政府のプロパガンダで暴力はかえって増えた。警察の代表者がテレビで『良い盗賊はは死んだ盗賊だけだ』と言う。つまりそれが警察がコミュニティでやっていることだ。」 警察に無実の人々への敬意の欠如は、コミュニティの住人と警察との間に不審と軽蔑をもたらす。このUPPの態度は、貧困自体を犯罪とみなすことにつながる。すると当然出てくるのが以下の疑問:「コミュニティにとって、UPP(のファベーラでの展開)はそれ以前と比べてマシなのか?」

若い住人のことば:「問題は、ファベーラの麻薬売買人なんじゃない。麻薬売買人は住人に対する敬意は持っていた。だがUPPには敬意がない。UPPが現れあんたの顔面にパンチし銃を突きつける。これはオッケーじゃない。だからUPPは尊敬されない。UPPにもいいところはあるよ。だが悪いところの方が多い。UPPが最悪なのは無知だってこと。住人の権利を保障しつつ動くことを知らないし、権利を尊重することを知らない。だからこの点では、UPPがファベーラからいなくなればいいと思う。もしUPPがファベーラを助けに来て、絆を構築し、おとなしくしてればよかったのに。でもUPPがファベーラでやったのは、人を殺し、麻薬とは何の関係もない住人をいじめることだった。」


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「ブラジルのファベーラ(スラム)の武装警察による占領に対するコミュニティ住民のコメント」の抄訳です

2014/04/29 03:04
「ブラジルのファベーラ(スラム)の武装警察による占領に対するコミュニティ住民のコメント」の抄訳です
rioonwatch.org/?p=14260

今年の3/30、武装した警察がリオデジャネイロで最大のファベーラ複合体(13万人の住民がいる)であるマレを占拠した。大手メディアは「危険で組織犯罪やドラッグの密売の聖地からギャングを追放する作戦が速やかに行われた」と報道。だがMare(マレ)に暮らす人々の声は?「ほとんどの住民はレポーターに話そうとしない」という表現。

外からのレポーターのインタビューを住民は受けようとはしないが、マレの人々は黙っていたわけではない!コメントや観察や批判や希望が、ソーシャルネットワーク上にあふれている。ハッシュタグは #OqueaMarétem, #dedentrodaMaré and #MaréViveなど。

マレで警察が動き出したのは3/21。3/30にはメディアが入りスペクタクルが演出されたが、その間多くの虐待や数人の死者が報告される。18才の若者が小路に連れ込まれBOPE(特殊部隊?)により殺害。
マレのNGOは3/28に暴力の概要のレポートを発行した。

マレでの武装警察の占拠で問題になってるのは、集団令状(collective warrant)。これは、警察がどの家にも押し入ることができるとするもの。「集団令状」についてマレの住人のことば:「コミュニティに対する敬意のカケラもない人間による偏見に満ちた無責任なでっち上げ品」「マレでは憲法も住居の不可侵も無いということか?」

マレに立ちはだかる軍事警察の作戦。にもかかわらず、3/29(土)には、マレではサンバなんかのお祭りが行われた!そして3/30の早朝、警察の軍事作戦の開始。facebookやtwitterは記事であふれた。突撃専用部隊の襲撃、装甲車の侵入、住居への侵入、低空で旋回する武装ヘリ。81才の老人が逮捕され、子供たちのグループが警察により襲撃され、その日の午後には15才の少年が射殺される。その他二人の少年が銃撃により負傷。

多くの住民は、あえて危険を犯すことはせず(外に出て抗議したりしないで)テレビで見てたが、もちろん報道については批判的。そして、軍隊による占拠が一段落した後にやってきたのはテレビ局。オンラインのコメントの多くが、マレで今最も必要なのは基本的なサービスと指摘。「何で戦車がいるんだ?税金使って商業メディアのためにスペクタクルを演出して貧乏人を犯罪化するな。兵隊が余ってるんなら歩道を修理させろよ」
住民の声続き「戦車を持ってくるガソリンがあるなら、建築資材を持ってきて家を直せよ。ライフルを見せびらかしたりするサイコパス的な軍隊の仕草はもうたくさん。人殺しの司令部じゃなくて病院をつくれ。こんなことを考えるのはとんでもないユートピアかもしれないがね。」

その他コメントの中には、マレの地域的特性と闘争の歴史、それにより勝ち取られてきたものを肯定するものがたくさんあった!一方、一部には、ファベーラの文化的独自性について見落とし、ファベーラについてのステレオタイプに基づいた、公式の大本営発表をなぞるようなレポートもあった。このようなレポートに対し住民は反論!とある住人は「戦争をしらないかのように平和を求めてるんじゃない。いつだって役人や公共部門に無視されてきた。けどここには電気も水も下水もゴミの回収もある。みんなが団結し抵抗してがんばったコミュニティの闘争によるものだ。この場所を1940年代から占拠してきた素晴らしい人々のたたかいによるものだ。軍隊の襲撃ではじめて『ファベーラの人々の尊厳』とか言うのはむちゃくちゃだろ。」

ためらいがちではあるが、楽観的な見方の人も。「基本的なサービスは得られると信じたい。また、ファベーラに来たい人が来て暮らす権利、去りたい人が去る権利も。いままでずっとそうだったように。警察は法律内で行動すると信じたい。いままで何十年も虐殺の下にあったコミュニティを、騎兵隊や戦車じゃ変えられない。」

3/30以来、警察の駐留は少なくなっているようだ。だが、コミュニティの活動家たちは、これからの警察による鎮圧を心配してる。4/2には、17のコミュニティと人権団体による、団結を呼びかける声明が発表された。「3/30の軍事作戦は、ファベーラへの軍事配備と絶滅政策による弾圧の始まりだ。抵抗を強化することが肝心だ!」国際的に有名なファベーラの観測団体(?)市民社会団体は、マレで公開のヒアリングを呼びかけた(4/3)。住人たちはマレのコミュニティの一つで「文化的占拠(音楽とアートと抵抗の結合を試みる)」の日を4/5に準備する。「動き出す時が来た:マレは抵抗する」と銘打って行動をよびかける。「都市の戦略的な地域における新しい独裁に対する、運動と抵抗が必要だ。平和は寄付されるものじゃなく、たたかいとるものだ!」
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5月10日(土)の竪川カフェではブラジルからの研究者をお招きして話をききます

2014/04/29 02:58
5月10日(土)の竪川カフェではブラジルからの研究者をお招きし、ブラジルのファベーラ(スラム)で強行されている排除についてお話を伺います!今年のワールドカップと2016年のオリンピックを前に、都市の再開発のためファベーラをつぶそうとする動きと、それへの抵抗運動について!

日時:5月10日(土)
午後2時〜 竪川カフェ開始
午後3時〜4時 ファベーラでの排除の問題についてゲストの方からお話
場所:竪川河川敷公園五の橋たもと公衆トイレ脇スペース
   (最寄り駅は亀戸駅と西大島駅です。)
お金:無料です

*ブラジルでは、今年にワールドカップ、2016年にオリンピック夏期大会を控え、都市での貧民の排除が大きな問題になっています。この問題について、ブラジルからの研究者の方をゲストにお招きして、お話をききます。大規模イベントのために行われている都市の再開発、そのブラジルで起こっていることとは?

以下、この問題についての記事の抄訳です。
「二つのファベーラで頂点に達するUPPの暴力とDGというダンサーの死」
http://san-ya.at.webry.info/201405/article_1.html

「武装警察によるファベーラの占領に対するコミュニティ住民のコメント」
http://san-ya.at.webry.info/201404/article_4.html

「ファベーラの平和と、鎮定と、UPP」
http://san-ya.at.webry.info/201405/article_2.html

「リオデジャネイロの軍事警察の歴史」
http://bit.ly/1o6lNDM

*竪川カフェとは、江東区亀戸にある竪川河川敷公園の近くで行われているカフェイベントです。江東区による野宿者強制排除に抵抗する取り組みとつながりつつ、より広い枠の人々に問題を知ってもらうことを目的に、月に1度のペースで開催しています。

*竪川カフェは、野宿する人々の暮らしに隣接した場所での開催となります。生活の場でもありますので、写真やビデオの撮影については難しい場合も多くあります。その点をふまえての配慮を、適宜お願いすることもあるかと思いますのでご了承ください。よろしくお願いいたします。

連絡先:竪川を支える会
住所:台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付
電話:03-3876-7073(FAX兼) メールsan-ya@sanpal.co.jp
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城北労働福祉センターは労働者に対して答えろ!

2014/04/13 23:58
理由なく山谷労働者に対して利用者登録の拒否を続ける城北労働福祉センターに対し、3月31日団体交渉の申し入れにいきました。ところが

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センターの職員は強化プラスチックの向こうから出てこようともせず、仲間たちの声に一言も答えず、労働者にビデオカメラを向け「業務の支障になります。退去してください。」というマイク放送をひたすら繰り返すのみでした。

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そして「業務」であるはずの相談受付まで拒否!相談の申し込みをしても受付の職員は無言で無視!

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東京都の金6億円で運営されている「山谷労働者のための施設」としてあまりにも無責任で許されない対応です。
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センターは労働者と話し合え!センターはまともに仕事をしろ!!山谷労働者がセンターを使えるようにしろ!!!
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仕事や宿泊から排除し労働者に野垂れ死にを強いるセンターに対し闘いは続きます。ご注目を!
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4月12日(土)映画「山谷 やられたらやりかえせ」上映19:00〜、上映後トークあります

2014/04/10 01:02
映画「山谷─やられたらやりかえせ」の上映会&講演、いよいよ今週末です!
4月12日(土)
映画「山谷─やられたらやりかえせ」上映19:00〜
トーク「竪川や荒川での野宿者のたたかい」21:00〜
場所:プランB(丸ノ内線中野富士見町5分、中野区弥生町4−26−20)
主催「山谷」制作上映委員会

***** 以下、トークの内容です ******
みなさんこんにちは。今度の「山谷 やられたらやりかえせ」の映画のあとに、現在の山谷とその周辺地域での野宿者運動について、お話をさせていただくことになりました。映画で描かれているのは、今から約30年前の山谷のたたかいです。使い捨て可能な労働力として、大量の日雇い労働者がプールされ閉じ込めらた被差別空間としての寄せ場。そこには、最も厳しい条件の下、差別と抑圧にさらされた人々の、ギリギリのところでの連帯と怒り、エネルギーが直に渦巻いていました。
90年代、山谷の風景は大きく変わりました。寄せ場は労働力市場としての機能を大幅に縮小しました。では、仕事が激減し、ドヤに泊まれなくなった日雇い労働者はどうしたかというと、公園や河川敷などに勝手に小屋を作り、駅や路上に寝泊まりして、命をつないだのです。野宿者運動のはじまりです!寄せ場の周辺の公共地に、寄せ場と地政学的に密接な関係を結びながら、野宿する人々。行政の施策が日雇い労働者・野宿者を露骨に差別し排除する中、行政に対する施策要求を経由するのではなく、空いてる場所に自前で居住権を勝手に実現してしまうこと(=公共圏の自然発生的な占拠)。そこでの行政との反排除のたたかい。この、理念に先行して突発する行動(だがそれは問題の本質を大事なところで的確にとらえる身体的な感覚に裏打ちされています)や、横のつながりだけを信じ、縦のつながり=権力の支配、から徹底して身を引き離そうとする中で実現されている直接性こそ、野宿者運動の中に、日雇い労働者のたたかいが直系として引き継がれていることの証左ではないでしょうか。
ここ数年、竪川や荒川での文字通り行政の排除との全面的な対決が続きました。それらの取り組みの紹介を通して、映画に描かれているたたかいが、どのように現在に引き継がれているのか、ぜひご紹介させていただきたく存じます。どうぞお越しください!!
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3月30日(日)の東京新聞朝刊に、山谷地区の城北労働福祉センターについての記事が載りました。

2014/03/30 13:35
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「『働きたい』と望む日雇い労働者に対し、仕事の供給を担ってきた公益財団法人が登録を拒否する。...」
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「...自らの労働で自立しようとする人たちの意志をくじくような登録申請の拒否は理不尽に見える。.....」
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城北労働福祉センターの職員が野宿場所に酒をもってやってきて「いくら頑張ってもカードは出さないよ」

2014/03/05 01:10
タイトルが少しわかりにくいかもしれません。山谷地区に「城北労働福祉センター」という、日雇い労働者の生活や仕事の援護をする機関があります。ここを利用するためにはカードが必要なんですが、センターはあれこれ難癖をつけてカードを作ろうとする人を断ってます。その中の一人Aさんは、カードを断られて野宿しています。その野宿場所に、夜、センターの職員が酒を持って連日押しかけ、カードをあきらめるよう説得するということがありました。タイトルの「いくら頑張ってもカードは出さないよ」というのは、その時の職員の言葉です。
このような露骨な買収行為を公務員(東京都の職員です)が行っていること、そしてAさんはセンターを利用できないままにされていること、に抗議し、以下のFAXを送りました。宛先は、城北労働福祉センターと、その理事や役員をしている人たちです。これからの展開にご注目ください。



2014年3月4日

城北労働・福祉センター所長 田中宏治 様
岩ア政行 (社福)台東区社会福祉協議会 事務局長 様
石館 敬三 (公財)東京都結核予防会 理事長 様
戸澤 互 東京都 産業労働局 事業推進担当部長 様
上野 雅宏 城北旅館組合 組合長 様
上野 純宏 (社福)武蔵野会 理事長 様
高橋 誠 特別区人事・厚生事務組合 厚生部長 様
中沢 陽一 台東区 福祉部長 様
谷嶋 弘 荒川区 福祉部長 様
望月 秀夫 東京都 福祉保健局 生活支援担当部長 様
長田 公 (社福)有隣協会 千寿苑長 様
藤田 満幸 (社福)荒川区社会福祉協議会 事務局長 様
辻 雄史 厚生労働省 東京労働局 職業安定部 職業対策課長 様
中條絵里 東京都 産業労働局 雇用就業部 就業推進課長 様
木原 弘子 東京都 福祉保健局 生活福祉部 山谷対策・自立支援担当課長 様


私たちは、山谷地域で野宿者・日雇労働者の仕事と生活を守る取り組みをしている団体と、その当事者です。山谷地区の城北労働福祉センター(以下センター)および、その役員をつとめておられる方々に以下申し入れます。

 山谷労働者であるAさんは、1月15日以来、センターに利用者カードの発行を求めていますが、センターはこれを拒否。のべ6回以上相談に行ったにもかかわらず、カードを断られ、野宿を続けています。1月15日以来、まもなく50日になろうとしています。「センターの利用者カードを作り、仕事に行きたい」というのが本人の意志です。しかし、センターはカードを出そうとせず、断る理由についても正式な説明はありません。そのかわり、本人の意志に反して、生活保護を執拗にすすめています。実質的な強制です。
 それだけでなく、センターの職員で生活相談係長という責任ある立場の人物が、Aさんの野宿場所に連日出向き、「いくらがんばったってカードは出さないよ。生活保護をとるしかないよ」などと言い、アルコールを手渡すということが起こっています。露骨な買収行為であり、東京都職員服務規程に違反する行為です。
 センターは、その運営資金のほぼ100%を東京都が出しており、公的な性格の機関です。以上の事柄は許されることではなく、多くの人々に知ってもらい、考えてもらうべき事柄と、私たちは考えます。

  • Aさんはカードを作りたいとずっと求めています。そのことについて、センターはどういう扱いをしているのか、きちんと説明すべきです。もしカードを断るまともな理由がないのなら、ただちにカードを出すべきです。

  • センターの職員の、アルコールによる買収行為について、事実関係を調査、報告すべきです。


以上二点を中心に、説明をするよう申し入れます。


山谷日雇・野宿労働者有志
;山谷労働者福祉会館活動委員会
山谷争議団・反失実
住所 〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11
電話/FAX 03-3876-7073
メールアドレス san-ya@sanpal.co.jp
ブログ http://san-ya.at.webry.info/  
ツイッター @sanyadesu

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東京都山谷対策係が公開質問状の回答を拒否

2014/03/04 01:37
2月19日に出した公開質問状ですが、山谷対策係の回答は「お答えしません」でした。
理由を聞くと「特定の団体の質問には対応しないのが従来からのやりかた」ということでした。

税金で仕事をしている都の対応として、あまりにも無責任です。

センターのカードの有無は、路上の労働者にとって生き死にを左右するほど大きいものです。
一刻も早く東京都そして城北労働福祉センターが山谷労働者に対し責任ある対応を行うよう求めていきます。

以下公開質問状を再掲します。



東京都福祉保健局生活福祉部生活支援課山谷対策係 殿
            
 公開質問状

私たちは、山谷地域で野宿者・日雇労働者の仕事と生活を守る取り組みをしている団体とその当事者です。東京都の山谷対策の出先機関である公益財団法人城北労働・福祉センター(以下センター)の業務において問題がおきています。以下の経緯をご確認の上、センターの所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。
〈経緯〉
1月15日
センター相談係長、管理係長が話し合いの場で
これまであったカードの断りの事例の「仕事がないから新しいカードは作っていない」「安全帯を持っていない人にはカードは作らない」について「今後はちゃんと相談に応じる。」
年齢や血圧が高いなどのことだけでカードを取り上げたりしない。
生活保護や自立支援センター入所の強要はしない。
本人の意志を尊重し丁寧な相談をしていく。
と説明する。
1月15日
Aさんセンター健康相談室の診断で「足の要治療1ヶ月」と書かれ、相談係職員は台東区で生活保護をとるようにいう。
1月20日
Aさんは再度センターカードを申し込むが、相談係は「診断書に1ヶ月と書いてあるからだめ。」「足立区で生活保護の相談をしろ。」
1月22日
Aさんカードの申し込み。
健康相談室に再受診。診断は「もう治っている。」
ところが相談係は「総合的に判断してカードは出せない。」
「総合的とは何か?」と問うと「総合的は総合的」
「カードを発行するしないの基準は何なのか?」と問うと「明らかにしない。明らかにすると業務に支障が出る。」
1月27日
センター相談受付拒否。
1月30日
東京都山谷対策係職員がAさんの「センターの高齢者カードを作って仕事がしてドヤに泊まりたい」という意志を確認。センターに伝えるということに。
同日夜
この日から連夜、センター相談係長が食べ物、酒を持ってAさんの寝場所まで来て「カードはあきらめて生活保護をとるように。」と言う。

以下質問します。

1. 城北労働・福祉センターの定款に「この法人は、山谷地区に居住する労働者の職業の安定及び福祉の増進を図り、もってこれらの者の生活の向上に資することを目的とする。」とあります。Aさんがセンターカードの発行を求めてからまもなく1ヶ月になります。Aさんがセンターの施策対象者である「山谷労働者」にもかかわらず、利用者カードの発行を拒否され、その結果すでに約1ヶ月間宿泊給食援護や仕事の紹介の機会を奪われ極寒の路上で困窮しています。2月8日の猛吹雪の夜にもドヤに泊まったり宿泊に行くことはできませんでした。センターのカード発行拒否はAさんを生命の危機にさらしていると言えます。
この事態はセンターの定款に反していると思われますが、所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。

2. 1月22日相談係長、管理係長は「利用者カードの発行基準は明らかにしない。明らかにすればセンターの業務に支障がでるから。」と述べています。センターは予算のはぼ全てを東京都の補助金で運営されている公益財団法人です。行政予算で行政施策を実施する法人である以上、施策についても透明性、公平性が不可欠です。その観点から上の発言は非常に問題があると思われますが、所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。

3. 生活保護の申請はあくまで本人の意志によるものです。本人の意志に反して、センターが生活保護を取るように指導し、カードを発行しない、または所持していたカードを取り上げるという事例が多発しています。その結果、路上でより困窮した生活を送らざるをえない山谷労働者が多数おられます。この事態に対する東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。


以上の3点について2月19日までに文書での回答をお願いいたします。

2014年2月12日


山谷日雇・野宿労働者有志
山谷争議団・反失実
山谷労働者福祉会館活動委員会
住所 〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11
電話/FAX 03-3876-7073
携帯電話 070-5022-2641
メールアドレス san-ya@sanpal.co.jp
ブログ http://san-ya.at.webry.info/
twitter @sanyadesu
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東京都山谷対策係に公開質問状

2014/02/12 01:01
センターを所管する東京都山谷対策係に公開質問状を出しました。各部署の責任ある対応で、これ以上山谷労働者が仕事の紹介や援護から排除されることのないよう求めます。

東京都福祉保健局生活福祉部生活支援課山谷対策係 殿
            
 公開質問状

私たちは、山谷地域で野宿者・日雇労働者の仕事と生活を守る取り組みをしている団体とその当事者です。東京都の山谷対策の出先機関である公益財団法人城北労働・福祉センター(以下センター)の業務において問題がおきています。以下の経緯をご確認の上、センターの所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。
〈経緯〉
1月15日
センター相談係長、管理係長が話し合いの場で
これまであったカードの断りの事例の「仕事がないから新しいカードは作っていない」「安全帯を持っていない人にはカードは作らない」について「今後はちゃんと相談に応じる。」
年齢や血圧が高いなどのことだけでカードを取り上げたりしない。
生活保護や自立支援センター入所の強要はしない。
本人の意志を尊重し丁寧な相談をしていく。
と説明する。
1月15日
Aさんセンター健康相談室の診断で「足の要治療1ヶ月」と書かれ、相談係職員は台東区で生活保護をとるようにいう。
1月20日
Aさんは再度センターカードを申し込むが、相談係は「診断書に1ヶ月と書いてあるからだめ。」「足立区で生活保護の相談をしろ。」
1月22日
Aさんカードの申し込み。
健康相談室に再受診。診断は「もう治っている。」
ところが相談係は「総合的に判断してカードは出せない。」
「総合的とは何か?」と問うと「総合的は総合的」
「カードを発行するしないの基準は何なのか?」と問うと「明らかにしない。明らかにすると業務に支障が出る。」
1月27日
センター相談受付拒否。
1月30日
東京都山谷対策係職員がAさんの「センターの高齢者カードを作って仕事がしてドヤに泊まりたい」という意志を確認。センターに伝えるということに。
同日夜
この日から連夜、センター相談係長が食べ物、酒を持ってAさんの寝場所まで来て「カードはあきらめて生活保護をとるように。」と言う。

以下質問します。

1. 城北労働・福祉センターの定款に「この法人は、山谷地区に居住する労働者の職業の安定及び福祉の増進を図り、もってこれらの者の生活の向上に資することを目的とする。」とあります。Aさんがセンターカードの発行を求めてからまもなく1ヶ月になります。Aさんがセンターの施策対象者である「山谷労働者」にもかかわらず、利用者カードの発行を拒否され、その結果すでに約1ヶ月間宿泊給食援護や仕事の紹介の機会を奪われ極寒の路上で困窮しています。2月8日の猛吹雪の夜にもドヤに泊まったり宿泊に行くことはできませんでした。センターのカード発行拒否はAさんを生命の危機にさらしていると言えます。
この事態はセンターの定款に反していると思われますが、所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。

2. 1月22日相談係長、管理係長は「利用者カードの発行基準は明らかにしない。明らかにすればセンターの業務に支障がでるから。」と述べています。センターは予算のはぼ全てを東京都の補助金で運営されている公益財団法人です。行政予算で行政施策を実施する法人である以上、施策についても透明性、公平性が不可欠です。その観点から上の発言は非常に問題があると思われますが、所管部署である東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。

3. 生活保護の申請はあくまで本人の意志によるものです。本人の意志に反して、センターが生活保護を取るように指導し、カードを発行しない、または所持していたカードを取り上げるという事例が多発しています。その結果、路上でより困窮した生活を送らざるをえない山谷労働者が多数おられます。この事態に対する東京都山谷対策係の見解を明らかにしてください。

以上の3点について2月19日までに文書での回答をお願いいたします。

2014年2月12日


山谷日雇・野宿労働者有志
山谷争議団・反失実
山谷労働者福祉会館活動委員会
住所 〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11
電話/FAX 03-3876-7073
携帯電話 070-5022-2641
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〈続続〉センターは不当なカードの断りをやめろ

2014/02/04 21:17
初雪が降り凍てつく寒さの今夜AさんBさんは路上で寝ています。
Aさんは1月15日からBさんは1月20日からカードの発行を求め続けていますが、未だに城北労働福祉センターは2人にカードを出さず、仕事の紹介や宿泊の援護が受けられないからです。

〈2人はセンターに対してくりかえし自分の気持ちを訴えました。〉

・カードをとって仕事をやりたい。その金でドヤに泊まったり、飯を食いたい。
・日雇い職安の仕事は1回も休まず行っているが月に2回くらいしかない。それでは暮らしていけない。
・センターでは日雇い仕事の紹介数が職安に比べてずっと多い。それに行きたいんだ。
・生活保護で寮生活を強要されるのはごめんだ。仕事がやりたいんだ。

〈2人に対してセンターが言った言葉〉

・ここは仕事を探す所じゃない。
・いくらがんばったってカードは出しませんよ。生活保護をとるしかないですよ。
・更新まであと1ヶ月しかないから作ったってむだですよ。
・総合的に判断してカードは出しません。(総合的の中身をきくと)総合的は総合的です。
・カード発行の基準は言えません。言えない理由はセンターの業務に支障がでるからです。

センターの施策対象者は山谷地域に暮らす日雇い労働者ということになっています。AさんもBさんも現に山谷労働者であり、そのことはセンターも認めています。にもかかわらずカードを発行しないのは、センターそして東京都の山谷労働者に対する責任放棄であり、山谷労働者を路上死に追いやろうとするものです。
日雇労働者にとっては1日1日が生きる闘いなのです。センターの仕事や宿泊がどんなに大きいものか、センターは分かっているのでしょうか。今山谷の路上にはセンターでカードを断られたり今まで持っていたカードを取り上げられたりした仲間が大勢います。カードがあれば仕事に行ってドヤに泊まれるのに。
センターの密室の相談室の中で、職員からひどい言葉を投げつけられ、二度とセンターには行きたくないという仲間も路上にはたくさんいます。
東京都の予算で運営されながらセンターの適当すぎるやり方を、命と尊厳を守るために変えさせなくては。仲間たちは寒さの中歯をくいしばってがんばっています。

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