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zoom RSS 竪川河川敷公園での野宿者に対する排除と暴力を終わらせるための話し合いを!【署名のよびかけ2】

<<   作成日時 : 2012/06/14 21:35   >>

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 江東区竪川河川敷公園では、依然野宿者に対する排除と暴力が続いています。私たちは話し合いでの解決を求めています。野宿を不法占拠の観点のみで断じ、暴力的な排除を正当化してきた江東区に、人権そして貧困の問題であることを認識させる必要があります。そのために、野宿当事者はもとより、区から人権推進課や教育委員会、また社会問題、人権問題として関心を持っておられる方々の同席のうえ、開かれた形の話し合いを求めています。6月4日には、行政代執行以降、第一回となる話し合いが持たれました。この話し合いを排除の道具とさせず、問題解決へつながるものとするよう求める賛同署名をお願いしています。

下の要請文に賛同していただける方、ぜひお名前を寄せて下さい。画像をプリントアウトしてお名前・メッセージをご記入の上、郵送かFAXでお送りいただければと思います。
郵送先:〒111-0021 台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館活動委員会
FAX:03-3876-7073

寄せていただいたお名前とメッセージは、集約の上で江東区役所に提出します。また、ブログなどでも公開させていただきます。集約期限は、6月いっぱいを目安としています。どうぞよろしくお願いします。

【以下、要請文です】

江東区長 山ア 孝明 様

要請書

私たちは、現在、江東区内で発生している野宿者への排除及び襲撃に憂慮しており、以下の点を申し入れいたします。

【申し入れ内容】
1. 江東区土木部による竪川河川敷公園での野宿者排除を止め、当事者・支援者との真摯な話し合いによる解決を図ること。なお、話し合いは、野宿当事者はもとより、関心を持つ人々の前で、公正・透明な形で行うこと。
2. 江東区内で頻発している野宿者への襲撃事件を人権上の課題として受け止め、区民向けの人権啓発活動や学校現場での「ホームレス問題」の授業実践に取り組むこと。


【これまでの経緯】
 江東区は竪川河川敷公園内でテント生活をおくる野宿者に対し、2011年秋から話し合いを一方的に放棄し、強制排除を行ってきました。
・本年1月12日、区は都市公園法に基づく除却命令により立ち退きを要求し、1月20日には行政代執行法に基づく戒告書を配布しました。
・1月27日には法的根拠も示さず、事前予告もないまま、竪川河川敷公園の一部(亀島橋から竪川人道橋間)を封鎖し、代執行を避け、移動した小屋のある地域を事実上、「隔離」するに至りました。江東区土木部水辺と緑の課はフェンス工事の理由を「区民から不安の声が上がっている。区民の安全の確保のため」と明言しています。
・2月8日には、江東区は、行政代執行の対象となった地域に一軒だけ残った小屋に対して代執行を行いました。そこに暮らしていた人の住まいを解体撤去し、住人を公園から排除するために救急車を使い、その公園から遠く離れた病院に搬送しました。その際、友人や支援者の申し出にもかかわらず、救急車へ同乗させようとしませんでした。その日、自ら病院を出たAさんに対し、区役所はフォローを行わず、病院近くの路上にそのまま放置しました。
・5月3日からカヌーカヤック場がオープンしたものの、野宿する人々が暮らす多目的広場を中心に、公園の約1/3が閉鎖されたままです。4月24日、5月15日と、小屋の撤去を告げる指示書が区役所によって貼られ、2度目の行政代執行も想定せざるを得ない状況となっています。
・3月5日、竪川河川敷公園で暮らす野宿者が中心となり、話し合いを求める申入書を江東区に提出しました。3月21日、これに対する回答書が、江東区水辺と緑の課長荒木猛男名(当時)でなされました。水辺と緑の課は、公園からの野宿者排除を中心となって行ってきた部署であり、人権や貧困問題とはほど遠い部署です。実際、回答書の内容は、明らかな嘘と事実の歪曲、悪意に満ちており、野宿者に対する憎悪を煽るものになっています。しかも、この文書がそのまま区のホームページに上がっています(4月13日付)

【野宿者の人権】
 東京都人権施策推進指針は「路上生活者(ホームレス)は、その自立を妨げるさまざまな要因があり、住居の確保はもちろん、就職が困難であるほか暴行を受けるなどの問題を抱えています」として、野宿者の人権を行政が取り組むべき人権課題のひとつとして取り上げています。また、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法は「国民への啓発活動等によるホームレスの人権の擁護」を目的として掲げ、その履行を地方公共団体の責務としています(同法3条2項及び6 条)。日本が1979年に批准している国際人権規約・社会権規約でも、強制的に立ち退かされないことを権利として保障しています。
 住民の苦情を口実に野宿者を排除しようとすることは、野宿者の人権を尊重すべき立場にある行政機関としてあるまじき行為であり、上記の指針や法律に反する行為であると言わざるをえません。

【野宿者への襲撃が頻発していること】
 また、江東区内や周辺地域では野宿者への襲撃事件が頻発している現状があります。2011年12月11日深夜には、江東区大島の都立大島小松川公園で野宿をしていた男性が、小中学生とみられる少年らによる襲撃を受け、肋骨を折る重傷を負う事件が発生しました。また、竪川河川敷公園でもコンクリートブロックやスーツケース等がテントに投げ落とされる、小屋が放火される(2011年10月)といった襲撃が多発しています。2012年3月には、近隣の中学生による小屋への投石事件が、4月にはテントがカッターにより切り裂かれる事件が起こりました。
 これらの襲撃事件の多くは、その背景について解明されていませんが、私たちは江東区が率先して野宿者を排除しようとしていることが野宿者への差別・偏見を助長し、襲撃を誘発しているという側面を無視できないと考えています。襲撃をなくしていくためには、江東区の行政自身が野宿者を排除しようとする姿勢を改め、区が率先して地域や学校で人権啓発活動を実施していくことが不可欠です。

【貧困問題としての野宿者問題】
 竪川河川敷公園で野宿する人々の多くは、これまで日雇い労働や非正規労働など、不安定な雇用条件の下で働いてきました。これらの仕事は、景気の変動による影響を最も大きく受け、会社の倒産や解雇、労働条件の一方的な改悪などは日常茶飯事です。このような社会の階層に生きる人々にとって、仕事を失うことは、住居を失うことに直結します。こうして人々は公共空間に体を安められる場所を確保し、命をつないできました。
 ひとたび仕事と居住を失うと、不安定な生活条件の人々を食い物にする産業が狙います。劣悪な労働条件の飯場(労働宿舎)や生活保護施設が、野宿する人々を専門に勧誘の声をかけて歩いています。そのような飯場に入ると、ほぼ無賃金・無権利の労働が強制されます。生活保護施設では、プライバシーがなく暴力支配の横行する施設に押し込められて生活保護費をピンハネされることになります。野宿し、小屋を持つということは、これらの貧困ビジネスに利用され、搾り取られることを拒否し、身を守ることなのです。
 いま、震災後の景気の停滞が続く中、多くの貧しい人々が仕事と居住を失う危機に直面しています。これに対し、江東区はどのような施策を行っているでしょうか?たとえば江東区は、失業対策の予算を使って、公園から野宿者を追い出す警備員を雇っています。しかしこうして公園から追い出された人々は、悪質な飯場や生活保護施設に入らざるを得ません。
 江東区は、貧者を使って貧者を排除させ、また区自らが竪川河川敷公園の野宿者を強制排除していますが、これでは貧困問題の解決にはなりません。江東区は自らの区における貧困を直視し、貧困問題の課題として野宿する人々について考えていくことが必要です。



以上の理由により、上記2点を申し入れいたします。

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