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zoom RSS 【最終報告】墨田区スポーツ振興課による荷物撤去

<<   作成日時 : 2010/09/20 19:31   >>

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以前みなさまに呼びかけさせていただきました、墨田区スポーツ振興課による荷物の強制撤去と排除の件について、多くの方から賛同をいただきながら、その後の報告をしておりませんでした。
大変申し訳ありません。

今年5月25日、錦糸公園にある墨田体育館で寝泊まりしていた仲間の荷物が、墨田区スポーツ振興課によって強制撤去・廃棄された一件で、私たちは5回に渡る墨田区役所への抗議および話し合いを行い、8月18日に行われた最後の話し合いの席で、ついに「申し訳ない」「(今回の行為について)間違っていた」「今後は再発防止に努める」との発言を勝ち取ることができました。
とは言え、同課の責任の取り方としては、謝罪も表面的で不十分であり、荷物の返還・補償も行わないという許しがたい内容で、私たちとしては悔しさの残る結果となってしまいました。

しかし、今回のこの非道な出来事とこれに対する取り組みを通じて、得がたい成果もありました。
今回の荷物強制撤去にあたって、もっとも強力に被害当事者を支え、複数回にわたる行動を最後までともに闘ったのは、同じく工事による立ち退きの危機に瀕している近隣地域の野宿の仲間たちでした。
墨田体育館解体にともない、荷物のみならず寝場所を奪われた仲間たちの多くは、ほかならぬ彼らに迎え入れられ、テントや小屋を新設して新たな生活を築きつつあります。

現在わたしたちの地域では、東京スカイツリー建設とそれに伴う再開発を背景に、日々そこここで排除が頻発している状況です。
そんな中、各地で追い出しと闘う仲間たちが寝場所の違いをこえてネットワークを形成し団結を強めることができたのは、私たちにとっては大切な一歩でした。

隅田川・竪川流域での野宿者への追い出し、炊き出しつぶし、アルミ缶規制条例改悪と、ここ数年、貧困者が生き抜くための手段を奪い、その存在を見えなくさせるような動きが相次ぐ一方で、今回の荷物撤去事件がそうであったように、人々が追い出された後には民間運営の近代的な建物が新設されたり、観光客向けの施設へと造作が変えられたりと、観光・商業目的の街づくりがどんどん進んでいます。

東京においては、先日、宮下公園が強制封鎖されたばかりですが、宮下公園が極度に商業都市化された都心部において、社会的・文化的に利用できる空間としての最後の砦を賭けた闘いであるとするならば、東京東部にある私たちの地域は、人々が細々と息づき暮らす街から資本のための街へ、商業主義・消費文化による侵略が始まろうとしているという印象を抱かざるを得ません。
東京スカイツリーはまさにその侵略者が立てた旗のようです。
「あれが立ったら俺たちは住めなくなる」と不安を口にする仲間も大勢います。

今回の荷物撤去事件では、行政に対してはいま一歩追及の手が及ばないままの決着となってしまいましたが、今後も何が起こるか予断を許さない状況が続きます。
特に下記の記事にもありますようにアルミ缶規制条例については正念場を迎えておりますし、江東区でも竪川河川敷公園に暮らす60名もの仲間が改修工事と直面しています。
ぜひ引き続きご注目のほどよろしくお願いいたします。

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