墨田区が、アルミ缶収集に対し罰則を設けようとしていること

画像

墨田区は、アルミ缶や古紙などの収集について、罰則(20万円以下の罰金)を設ける条例を10月1日から施行する予定です。条例はすでに議会を通っている段階です。
ご存知のように、アルミ缶集めは野宿の仲間たちにとって、生活をつなぐために重要な仕事です。一晩10時間かけて、アルミ缶を集めても1000円前後にしかなりません。時給にすると100円いかないくらいのものですが、これでかろうじて暮らしている仲間が大勢います。これを禁止するということは、野宿する仲間に死ねというようなものです。

写真の紙は7月に、アルミ缶集めをしている仲間が、役人から直接手渡されたものです。現在、条例はまだ施行されていませんが、7月頃からゴミ置き場に墨田区の職員が張りついて、アルミ缶を集める野宿の仲間にこの紙を渡し、場合によっては集めたアルミ缶を返すように言っています。また、アルミ缶を集める仲間の写真を(もちろん無断で)とったりもしているようです。つまり、この条例改悪は、野宿の仲間によるアルミ缶収集を、かなり明確にターゲットにしているようなのです。
墨田区およびその周辺区では、スカイツリーの建設が進む中、地域の再開発に呼応するように野宿者の排除が激しさをましています。アルミ缶集めの条例改悪についても、この流れの中にあると考えられます。このような、貧者の排除を前提とした街作り・地域再開発は、非常にグロテスクなものを生み出そうとしています。観光客や金持ちしかいないような街など存在しません。
スカイツリーについては、新聞やテレビなどの報道でも「高いタワーができて、おめでたい」というトーン一色です。もう少し、地域に目を向けてほしい。実際に周辺でなにが起こっているかについて、これからも発信していきます。ご注目おねがいします。

この記事へのトラックバック