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白手帳(日雇雇用保険手帳)を作ろう

2018/02/19 21:01
白手帳って何?
日雇労働者の雇用保険手帳です。

日雇労働者とは?
日々雇用される者または30日以内の期間を定めて雇用される者(前2月の各月において18日以上同一の事業主に雇用された者及び同一の事業主に継続して31日以上雇用された者を除く。)【雇用保険法42条】

日雇労働者の雇用保険のしくみ
 ・働いた日に会社が労働者の白手帳に雇用保険印紙を貼る
 ・前月と前々月に合計26枚以上の印紙が貼ってあれば、失業した日に日雇労働求職者給付金が職安で労働者に支給される(月に13日〜17日)
 ・印紙は1級〜3級まであり、賃金によってかわる
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白手帳のいいところ
場合によっては支給されるまで3か月もかかる一般の雇用保険とちがって失業したその日に支給されるので、日々失業にさらされる労働者の生活を守ることができます

白手帳を作るには
 労働者が住所または居所を管轄する職安(ハローワーク)に届け出る【雇用保険法施行規則71条1項】
 必要なもの:日雇労働被保険者資格取得届、住民票、運転免許証などの本人確認書類(居所の場合は居住の実態を証明するもの公共料金の領収書など)、雇用証明書【雇用保険法施行規則71条3項】
※外国人の場合は在留資格によります
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白手帳を交付する職安(東京都の場合)
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下記の職安は日雇に関する業務は主に出張所または労働課でやっています
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現実の問題
1 職安の窓口が手帳を作らせまいと水際作戦をする
日雇労働しているから届け出て白手帳を作ろうとした労働者に「日雇は不安定だから常雇用の仕事を探したほうがいい」などと言って門前払いをすることがよくあります
日雇は不安定だからこそ日雇雇用保険があるのであり、雇用保険法でも労働者が職安に届け出ることと決められているのに
制度を機能させるどころか、周知もせず、労働者が利用しようとしても阻むというのが職安(厚生労働省)の現状です
→自分は日雇労働でやっていくと強く主張しましょう 職安に雇用保険法を守るように言いましょう

2 会社が印紙を貼ってくれない
日雇労働者を雇用する事業主は日雇雇用保険印紙を貼付する義務があります【労働保険の保険料の徴収等に関する法律23条】 しかし印紙を貼っている会社はごく一部です 違法状態が野放しになっています
→会社に印紙を貼ってくれるように言いましょう 厚生労働省に調査を要求する方法もあります

全産業における日雇労働者(総務省統計局「労働力調査」) 2016年度 72万人
建設業における日雇労働者(総務省統計局「労働力調査」) 2016年度 13万人
日雇雇用保険被保険者(厚生労働省「雇用保険事業年報」) 2016年度 1万4438人

2016年度の統計でみると、日雇雇用保険の加入率は全ての日雇労働者でわずか2%、建設業に限っても11%以下です 2017年10月には日雇雇用保険加入者は8307人まで減っています


日雇で働く人は白手帳を作ろう!
日雇労働者が活用できる国の制度でありながら、ほとんど知られておらずまた使われていないのが白手帳ではないでしょうか?その結果、多くの日雇労働者が無保険を強いられ、失業すれば即野宿になるような無権利状態におかれています。
不正受給があったとして昨年来厚生労働省は、不正には無縁の多くの労働者にまで締め付けを強めています。また、従来からある問題、多くの会社が印紙を貼っていないことについては是正しようともしません。
白手帳は使い捨てと背中合わせで働く日雇労働者にとって非常に大事なものです。日雇で働く人は白手帳を作りましょう。白手帳制度をもっと機能させ、労働者の権利を守っていきましょう。

職安窓口で追い返された、会社が雇用証明を書いてくれない、会社が印紙を貼ってくれない、などいろいろな問題にぶつかることがあると思います。この理不尽な現状を変えるためにいっしょにがんばりましょう!
山谷労働者福祉会館連絡先(メール) sanya@riseup.net









 
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