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zoom RSS 錦糸町・上野地域 木曜毛布パトロール感想文

<<   作成日時 : 2013/02/11 21:49   >>

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厳冬期のこの時期、毎週木曜日に上野と錦糸町の周辺に野宿する人々に毛布配りパトロールを行っています。参加している方からの感想を不定期で掲載します。今回はY.K.さんからいただいた文章です。




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先日、初めての上野毛布夜パトロールに参加しました。
普段はデスクワークの事務職をしているので、職場ににスニーカー、黒リュックで出勤って、ちょっと勇気がいりましたが(汗)。その日の通常業務を終え、腹ごしらえをして、いざ、上野へ。

待ち合わせ地点で参加メンバーと落ち合い、約10名で事前打ち合わせ&分担。コースは、上野駅周辺・上野公園・忍ばずの池周辺の3つでした。ワゴン車の中から毛布、お茶セット、カイロ、ビラ、懐中電灯などを出して、各々手持ちにしてスタート。私は上野公園エリアの夜回りでした。東京文化会館の周辺、国立博物館前を抜けて上野動物園入り口から、点在しているテント集落などを、皆で巡っていきました。やはり時節柄、毛布や暖かいお茶は喜ばれ、「ありがたい」という言葉を多々いただきました。

また、ベテラン支援者のHさんから、野宿をしてまだ日が浅い方には、毛布よりも寝袋が重宝であること。テント小屋集落の方々は、長年ずっとその場所に定住されていて、声かけは敢えてしないこと。などのレクチャーを頂きつつ、行程を終了し、再び上野駅前での集約で、この日の気付きなどを共有化して、解散でした。

その日私達がたまたま出会った野宿の男性Aさんは、タオルケットのような薄い掛けもの一枚で震えながら寝ていました。事情を伺うと、浅草で手配師に声をかけられて、宮城県の現場に数名で連れていかれて20日間ほど働き、ある日いつものように車で事務所に戻ると、無人=もぬけの殻、の状態だった、とのこと。当然ながら賃金は未払い、悪徳業者の名前も不明で、まさに泣き寝入りなケースでした。Aさんは、その後ひたすら歩いて東京まで来たそうです。何と、15日かかったというのですから、まさに想像を絶する苦労を味わわれたことでしょう。

その時私が感じたのは、怒りでした。その手配師、業者たる加害者にはもちろん。Aさんのように物理的にも社会的にも、「丸腰」でいる人が無くならず、放置されることや、警察や行政は全く機能しないことや、この国の殆どの人が、こういった問題に無関心であることに対して。もはや、Aさんのケースは犯罪だと思うのに。Aさんはそれでも、気さくに、仕事がなくてねーって言ってまして、これも胸が痛みました。

私達は、Aさんを山谷の共同炊事にお誘いして、お別れしました。
また何らかの形でつながっていけますように。
Aさんの笑顔が見れますように。
それを今は祈ることしかできませんが。そんな体験もした、上野公園の夜パトでした。いっぱい歩いたせいか、身体が温まったのはもちろん、私の心もあったまりました。
また次回もスニーカーに黒リュックで出勤します(笑)。
少し胸をはって。
(Y.K.)

錦糸町・上野毛布パトロールに参加したした人からの感想文@ (Yさん)は → http://san-ya.at.webry.info/201302/article_1.html


錦糸町・上野毛布パトロールで出会った野宿する人から聞いた話は → http://san-ya.at.webry.info/201302/article_5.html

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