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zoom RSS 荒川河川敷で国交省が野宿者に立ち退きを迫っています!

<<   作成日時 : 2011/09/20 21:50   >>

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荒川河川敷(某エリア)の野宿の仲間たちが、国土交通省から、工事を名目に9月末までの退去を迫られています。

現地の当事者は8月に突然上記の警告書を突きつけられたものの、工事について説明も受けておらず、また生活のめどについても緊急一時保護センターを紹介されるのみで大変困惑しています。
そこで、皆で相談し国交省に説明を求める団体交渉を申し入れました。

9月9日〜13日 国交省が草刈り強行
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私たちと荒川の仲間たち、そして国交省は9月12日に話し合いの席を設ける約束をしていました。
ところが、その矢先。国交省は事前に何の通告もなく、突如河川敷の草刈りを強行したのです。
これによって、それまで背の高い草のかげに隠れて建てていた仲間たちの小屋がむき出しの状態に。
立ち退けというプレッシャーを与えるだけでなく、襲撃事件を誘発しかねない危険な状況に仲間たちを晒したのです。

国交省との団体交渉は、そんな不安と憤りの高まる中行われました。

9月12日団体交渉

荒川の仲間のみならず、隅田川や竪川で野宿する仲間をはじめ様々な立場の人々総勢30名がかけつけました。
突然の草刈りによって変わり果てた姿となった河川敷を目の前に、応援にやってきた誰もが「なんてひどいことを・・・」と口にしながら一路、国交省荒川下流河川事務所へ。

野宿者の命よりも、木や草が大事!?

国交省側は荒川下流河川事務所管理課長ほか6名が出席。
紙切れ一枚で立ち退きを突きつけられ生活を脅かされている仲間たちを前に、冒頭、工事の経緯説明と称し「自然を守るための工事である」「葦(アシ)を大切にする必要性がある」云々と的外れな話を延々とし始めました。
これには皆もしびれを切らし怒りの声が噴出。
重ねて、何十人の仲間が住んでいることを認識していると言いながら
「(工事を計画するにあたって)住んでいる人のことは念頭に置いていません」
「皆さんで努力して自立してください」
など許しがたい発言の連発に、幾度となく仲間の怒号が飛び交いました。

「10月から工事」は真っ赤な嘘だった!

そもそもこの工事というのは、堀切橋下流を自然公園のような形にしたいというもの。
国交省主体の基盤整備は未だ入札も行われていません。
工程表によると、一番早いもので11月のフェンス設置工事が挙げられています。
国交省はこのフェンスによって区域内に人が立ち入らないようにしたいなどと言っていますが
「では住んでいる人についてはどうするのか」との質問に
「そのときにはもういないものだと・・・」と口ごもってモゴモゴ。
そこで、
つまり警告書に記載されていた「10月から工事を始めるから9月末までに出て行け」とは何の根拠もない脅しなのか、
これによって皆が黙っていなくなると思っていたのか、という追及に国交省も
「工事は早くても11月から。警告書に記載した9月末までの退去というのは間違い」と認めたのです。

暴力的な追い出しではなく誠実な話し合いを!

この日の団交について、当初私たちは皆が住んでいる荒川現地での開催を求めていました。
ところが、国交省はそれを拒否。炎天下の中、遠い赤羽の事務所まで皆を呼びつけ、蒸し暑い会議室に皆を押し込めての交渉となってしまいました。(自分たちの部屋はクーラーをガンガンかけていた)
そのため、多くの仲間が不調を訴え、高齢の仲間が救急搬送されるという事態にまで至りました。
ここからもいかに国交省が仲間の生活や生命を軽視しているかがよくわかります。
このようなことが二度と起こらぬよう、私たちは今後、暴力的な方法ではなく話し合いによって解決していくことを国交省に求め、国交省側もそれを了承しました。


9月15日 国交省が再び「出て行け」と巡回。
話し合いで解決するという約束を裏切るのか!


団交からわずか3日後の9月15日、国交省はなんと再び警告書を携えて1人1人に立ち退きを迫ってきました。
話し合いの席で、工事は早くても11月から、9月中の退去の必要性はないと皆の前で認めながら、配られた警告書には再び「9月末までに退去せよ」との文言が!
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そして複数の小屋には「9月26日以降に撤去を実施する」「重機を使用する」などの警告書も。
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私たちとの話し合いは何だったのか!仲間をばかにするのもいい加減にしろ!
あれほどの仲間の怒りと不安を目の当たりにしながら、なぜこのようなことができるのでしょう。

国交省による突然の草刈り、団交での不誠実な発言の数々、そして卑劣な裏切り行為とも言える再度の警告。
これらの野宿者の尊厳を踏みにじるかのような行為によって、仲間たちは深く傷つき憤りを覚えています。

そもそも国は、国策で日雇い労働者を使い捨て、あらゆる産業の労働者の不安定化を推し進める一方で、貧困状態に陥った仲間たちを何十年も無策のまま放置してきました。
小屋やテントで野宿することは、その中で仲間たちが切り拓いてきた生きる術にほかなりません。
国としての責任を棚上げし、脅しや言葉の暴力で排除しようという国交省。
体を張って生き抜いてきた1人1人の命が、こんな無責任なやつらに奪われていいはずがありません。

荒川の仲間を孤立させてはならない!

今後の動向にご注目をよろしくお願いいたします。

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