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zoom RSS 3/24テラスにて。第五建設事務所とのやりとり

<<   作成日時 : 2010/04/15 19:06   >>

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隅田川墨田区側テラス。
「前の住人と入れ替わっているから」というわけのわからない理由で立ち退きを突き付けられ、撤去されたテントを、仲間の力で奪還し、立て直してから一月近く経とうとしています。

このテントは24日、初めてのカリコミを迎えました。

カリコミの1週間前、このテントに張られたのは周りの仲間と同じ内容の告知文。そこで、やはり周りの仲間と同じように小屋を堤防の上にあげ、大名行列よろしく東京都第五建設事務所(五建)の役人達がやってくるのを待つことにしました。

しかし人権感覚のまるでない五建のこと(野宿の仲間に、「居住権などない」などと言っています)。小屋を上げている間にバリケードや工作物を置くなどして排除を企ててくるかもしれません。
私たちは仲間のテントが立っていた場所に本人と共に皆で座り込み、そのような行為が行なわれないように備えました。

午前10時。下流側から五建御一行様が迫ってきました。
すると先頭をきってやってきたテラス適正化係長が、私たちに近付いてきたかと思うと突然カメラを構え、座り込む仲間たちを撮り始めたのです!

私たちが撮影はやめてくれ、無断で撮ったものは消せと抗議しているにも関わらず、係長は一切聞く耳を持たず、さらに他の職員にも撮影をすることを指示。
恫喝的な物言いで「撮られたくなかったらどけ」と迫ってきました。

私たちは、五建が通常のカリコミ以上のことをやろうとしているのかどうかを問い正し、それがはっきりしない限りはその場から動くつもりはないし撮影も拒否することを通告。
五建に通常通りのカリコミであることを約束させた上で座り込みをいったん解除し、作業を進めさせることにしました。

結局この日、そのような許しがたい事態はあったものの、テントには手も足も出させず。
無事、テントを元の場所に建て直し、初めてのカリコミを乗り切ったのです。



帰り際、五建の役人はテントの仲間に「福祉取りたかったら一緒に行ってやるよ」と卑劣にも語りかけました。
静かに、でもきっぱりと断る仲間。

このところ墨田区や東京都は、生活保護と引き換えに小屋をつぶすことを画策しています。
失業や不安定雇用が蔓延し、多くの人々が貧困にあえぐ今、たとえ1人が生活保護などによって野宿を脱することができても、その間に次から次へと野宿へと追いやられている人々、日ごと夜ごとの寝場所に困っている人々が無数に存在しています。
公共地のテントは、そんな社会の現状を可視化させたほんの一部でしかありません。
その可視化された部分を再び見えなくすることだけに躍起になる行政の姿勢はまったくナンセンスです。
ましてや、本来、平等に受けられるはずの生活保護を、あたかもテントを畳むことのバーターとしてちらつかせるのは、仲間を欺く許しがたい行為です。

公共地にテントを建てて暮らすということ、それを守り抜くということは、もはや今現在テントで暮らしている個人だけの問題ではなく、貧困にあえぐ無数の仲間たちの未来を紡ぐ希望です。
私たちは、今回の追い出しに屈せずテントを守り抜いた仲間の勇気をたたえつつ、今後も共に闘い続けていきます。

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