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zoom RSS 東京都第六建設事務所から手紙が来た!

<<   作成日時 : 2009/12/12 23:04   >>

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東京都第六建設事務所から手紙が来ました。この建設事務所の管理課という部署が、隅田川テラスの台東区側の管理を担当しています。ここの職員は、野宿者の追い出しにもっとも熱心な役人たちの部類に入ります。いったい、どういった内容なのでしょうか


手紙が来るまでの経緯は以下のとおり。
10月、テラスの一地域で暮らす仲間の元にチラシが配布される。内容は「工事を行うので12月15日までに出て行け」というもの。

11月の半ば、第六建設事務所管理課の行う定期清掃の際、職員に対しこちらからいくつかの質問・要望を出す。内容は、「具体的な工事計画を示すべき。また、工事の入札についてどうなっているのか?」「チラシしかもらっていない仲間も多い。話もせずにビラ一枚で、追い出されるのはヒドい

12月はじめ、第六建設事務所より手紙が来た。宛先は「山谷争議団」。



気になる手紙の内容は以下のとおり!!
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これを読むと、工事は二つに分かれていることがわかります。一つが、来年度の5月からはじまるもの。もう一つが、年明けの一月からはじまるもの。
そして、どちらについても、工事の具体的な内容については書かれていません。5月からの工事については、入札すら行われていないとのこと。工事を施行する業者も決まっていないのですから、具体的な内容については未定の部分が非常に大きいということです。そのような段階で、追い出しだけを先行させるというのは、どう考えてもおかしい。「移動せよ」というのは、「小屋を放棄しろ」というのに等しく、それは即、命の危険につながるのですから。私たちは、ビラが配られた地域で暮らす仲間たちと何度かの寄り合いを持ってきました。まずは、工事についての具体的な情報をゲットし、しっかりと検討した上で、工事と野宿の生活をどのように折り合いつけていくのかを決めていくことになると思います。


また、この間私たちがblogで報告している、野宿の仲間が置かれている状況や飯場の現状についても書いた手紙を、第六建設事務所宛に出しました。以下、私たちの手紙の内容です。

東京都第六建設事務所管理課課長殿

質問および要望書

先の11月の定期清掃において、私たち山谷争議団・反失実、山谷労働者福祉会館活動委員会と、テラスで暮らす野宿労働者有志は、貴課に宛てて、隅田川の台東区側テラスでの工事についての具体的な内容をお尋ねしました。先週、貴課のテラス適正化担当係長K氏から、私たちの質問への回答として、添付のような内容を受けとりましたが、質問の内容が十分に伝わっていないようですので、改めて質問いたします。

まず、そちらからいただいた回答書の内容ですが、2010年5月〜2012年度末までの期間の工事について、「施工手順を示すことはできません」とあります。また、2010年1月からの移設工事についても、工事計画書や具体的な内容について全く示されていません。このような情報の元では、現在生活している人々のうちの、どの小屋が、どの工事の行われる地域に該当するのかすら不明です。現状では貴課は、工事が行われることを漠然と示しただけであり、いただいた回答は、テラスで暮らす人々が、工事に際しどのように対応すればいいのかを決めるに際し、全く不十分であると言わざるを得ません。

野宿を強いられる人々にとり、小屋はその生命を守るためのギリギリの足場です。小屋を失うことは、命を危険にさらすことであり、人としての暮らしに必要なあらゆる条件を失うということです。河川を管理し、河川区域に置ける工事の指導許可を行う者として、貴課は、その地域での事情を考慮し、人々に危険が及ばぬように工事を施工させる責任があります。しかし、現状では貴課テラス適正化担当の工事の進め方により、テラスで暮らす人々の生命が危険にさらされようとしています。私たちは、現状でのこのような工事の進め方については強く疑義を呈します。

昨年のリーマンショックを引き金にした経済恐慌の中で、数多くの人々が仕事/住まいを失い、路上へと投げ出されました。私たちの共同炊事の食数は、昨年度のほぼ2倍となっています。隅田川地域で野宿を強いられる人々は、かつてなく増えています。
同時に、建設業における仕事の状況は著しく悪化しており、日雇いの人々が住み込みで働く飯場では、月に3ー5日の仕事しか出ない例も珍しくありません。飯場の中には、このような状況を見越して、ハナから労働者に賃金を払うつもりのない業者も多くいます。このような悪質な飯場がリクルートの対象としているのが、野宿生活を強いられる人々、中でも特に不安定な居住を強いられる人々です。浅草、隅田川でも手配師が徘徊し、野宿者を専門に声をかけ、悪質な飯場へと送り込んでいます。
貴建設事務所が発注する公共事業の現場でも、相当数の無賃金/無権利労働が強制されていることが予想されます。現実に、私たちが現在取り組んでいる賃金不払い争議の発注者は、東京都下水道局と江東治水事務所です。
(http://san-ya.at.webry.info/200911/article_6.htmlを参照のこと)
貴課がこのままの形でテラスの工事を進めるならば、人々の生活の基盤が危険にさらされます。そのことは、最貧の人々を喰い物にする業者へと人々を差し出すことに他なりません。また、同時にそれらの業者が請ける仕事の一部は貴事務所の発注であり、二重の意味で貴課・貴事務所の責任は重いと言わざるを得ません。

以上のような理由から、私たちは以下の内容について改めて質問・要望いたします。

1.2010年5月〜2012年末までの期間の工事について、工事計画書を示すこと
2.2010年1月からの移設工事について、工事計画書を示すこと
3.小屋の移動などの重大な話については、上の二つの内容を示し、工事について十分に説明した上で提案すること
4. 実施される工事は、人々の生活を危険にさらさない形で行うこと。


山谷労働者福祉会館活動委員会
山谷争議団・反失実
隅田川テラスで暮らす野宿労働者有志

連絡先住所:東京都台東区日本堤1-25-11
電話/FAX: 03-3876-7073



以上のような事情ですので、今回の12月15日の追い出しについては論外。応じるつもりはありません。というわけで、翌12月16日に予定されているテラスの定期清掃では、お役人にその旨を伝え、あらためて工事内容の説明を求めることになりそう。むこうの役人は乱暴な人も多いので、応援いただければと思います

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明日(1月20日水曜日)、隅田川テラスにて六建と団体交渉
直前で申し訳ありませんが、表題の件についてお知らせします。 明日(1月20日水曜日)の午前中に、隅田川テラスでの工事とそれに伴う追い出しについて、現地にて、管轄の部署である東京都第六建設事務所の職員とテラスに生活する当事者および支援者の間で、団体交渉を持つことになりました。ご都合のつく方、ぜひ応援お願いします。 ...続きを見る
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2010/01/19 22:46

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